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2002年08月14日【都北新聞】「いまだ群雄割拠が続く」


メディアトピックス

民主党アフガニスタン訪問団
「いまだ群雄割拠が続く」

都北新聞
2002年8月14日

「いまだ群雄割拠が続く」

前衆議院議員
藤田幸久

「国際社会が忘れた国」(緒方貞子前国連難民高等弁務官)とも「世界で最も貧しい国」ともいわれるアフガニスタンを、私は6月末に民主党訪問団の団長として訪問した。緊急ロヤ・ジルガ(国民大会議)で就任したばかりのカルザイ大統領やアブドラ外相などと日本人として初めて会談した。

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  この国では1989年のソ連軍撤退以来、大国の支援するパキスタンなどの隣国が、地方の軍閥達を使って代理戦争を行なってきた。軍閥達は、通行税や麻薬貿易で戦車や戦闘機まで手に入れ独立王国を築いた。軍閥達は昨年アメリカ軍の手助けでタリバンを、追い出し再び地域に君臨している。この国はいまだに「群雄割拠の戦国時代」である。

内戦でいつも被害をこうむるのは一般国民である。地雷の密度もアヘンの生産量も世界一。地雷の種類も対戦車地雷、対人地雷、米軍の不発弾などで国全体が地雷の展示場のようだ。被害者には女性や子供などが多く、病院では、両目や手足、あごまで失った被害者だらけ。義手義足や車イスが持てる人々はほんの一部に過ぎない。

カルザイ大統領は、日本からの援助に感謝した上で、両国間の交流強化のために在日アフガニスタン大使館の早期開設を表明してくれた。アブドラ外務大臣は、入国ビザ取得に隣国パキスタンで数日間も待たされるという日本のNGOの悩みを私が伝えると、復興支援に必要な日本人に対してはビザを即日発給することをその場で決定してくれた。今の日本に最も欠けている「即断即決」のリーダーシップをこの二人は示してくれた。和平合意もない戦国時代のような国の再建にゼロから取り組むカルザイ大統領には、軍閥と、腐敗と、アヘンと地雷が立ちはだかる。国際社会の息の長い支援が必要だ。

今回も地雷の恐ろしさを子供に教える地雷回避教育や、身障者用病院の援助を行なった他、9月11日に北区の「明るい社会作り運動」などが行なうチャリティー・コンサートによるバーミヤンの学校建設のプロジェクトを決めて帰国した。市民による地道な支援に勝るものはないからだ。