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2001年09月13日【都北新聞】「腐敗・無法国家カンボジアを救うために」

カンボジア現地レポート

都北新聞
2001年9月13日

腐敗・無法国家カンボジアを救うために

裏切られた気分  

image20010913

8月にカンボジアを訪れた。3年前に唯一の日本人国会議員として国際選挙監視団に参加して以来だ。この20年間毎年、難民や地雷身障者支援に訪れているが、今回ほど裏切られた気分になったことはない。
乳児死亡率10%、未熟児死亡率年間20万人、5歳以下の栄養失調56%、貧困人口36%、エイズ感染率4%がこの国の現状で、ほとんどがアジアで最悪である。この10年間最大の援助国日本を含む国際社会から数千億円の援助を受けての結果である。

私腹を肥やす高官  

腐敗と無法社会に対する援助は貧富を拡大させた。最大の産業が森林の不法伐採、麻薬密売、売春、カジノなどである。森林伐採によって、森林面積は10年間に50%から25%までに減り、これがかんばつや洪水を生み、環境を破壊した。与党や軍を含む高官がこれらのビジネスチャンスで私服を肥やしている。

援助政策の見直しも  

一方、国民の給与は必要生活費の5分の1程度。多くの軍人は強盗に、警官は泥棒に、税官吏は密貿易に、麻薬取締官は麻薬密輸に、教師は子どもの搾取によって生計を立てるという状況だ。政治テロや不正選挙も後を絶たない。  
多くの日本国民がこの国の学校作りや地雷除去などを支援している一方で、こうした腐敗が横行する現状に対し、日本政府も直言し、援助政策も見直すよう求めていきたい。
カンボジアの古き友人としても、納税者としても。