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  • 【2013年8月21日】

    茨城県戦没者追悼式に出席いたしました。

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    追悼の辞

     茨城県戦没者追悼式にあたり、先の大戦においてかけがえのない命を捧げられ、戦後の復興の礎となられました御霊に、心からご冥福をお祈りいたします。
     また、最愛の肉親を失われた悲しみと苦難を乗り越えて、今日の日本を築いて下さったご遺族の皆様に、深くお礼を申し上げます。
     戦後の日本は、平和憲法の下、他国と戦火を交えることなく繁栄の道を歩んできました。しかし、今日、戦後生まれの人々が四分の三以上を占め、あの悲惨な大戦があったという事実を知らない人も増えております。同じく、空襲や艦砲射撃によって水戸市や日立市などの市街地の多くが焦土と化したことを知らない県民も増えております。
     八月は、新聞に茨城県内の戦争体験者やその「語り部」の方々による戦争を記憶し、風化させない証言が連載されています。
    これらの中で、「戦争は勝っても負けても悪。絶対に戦争を起こしてはならない」という三村さん、「(戦争は)一回でこりた。勝っても負けても殺し合い。やんない方がいいな」という大藤さん、「日本は戦争で勝てない。平和憲法を守っていかなければならない」という市原さん、そして「『国防軍』が出来れば、国は誤った形で軍隊を使うかもしれない。平和になった今のままでいい」という井上さんの証言に共通の訴えが見られます。
     それは「戦争そのものを起こさないこと」であり、これこそが、英霊やご遺族の皆様のご恩に報いる道であることを確信いたします。
     一方で、未だに充分な対応がなされていない戦争被害者への支援を急がねばなりません。三年前に私たち超党派の国会議員によるシベリア抑留者支援法案が成立しました。戦後六十六年を経て初めて、氷点下のシベリアで苦しまれた方々やご家族への支援が始まったのです。硫黄島などでの遺骨収集や在韓被爆者に対する支援などの前進も見られました。
     四年前には、初めてアメリカの元捕虜の方々が日本政府の招待で来日しました。昨年私は、B29爆撃機の元パイロットで、捕虜となった人に会いました。この元捕虜は苦しい収容生活の体験を語る一方で、日本の元兵士から受けた温かい待遇に深く感激していました。こうした和解の交流こそが戦争を二度と起こさせないために重要です。
     最近、憲法改正に関して、国防軍の創設や徴兵制といった議論も出ておりますが、私は、「戦争を起こさせない知恵と行動を示すことこそが日本の世界に対する最大の貢献である」と確信しております。
     そうした世界を築くために、政治家として全力で取り組むことを御霊の前にお誓いし、本日ご臨席の皆様方のご平安を心よりお祈り申し上げ、追悼の辞とさせて頂きます。

    平成二十五年八月二十一日

    参議院国家基本政策委員長
    参議院議員 藤 田 幸 久

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