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  • 【2006年6月18日】

    活動報告

    2008年6月18日(水)~20日(金)

    民主党連合国際会議
    「民主党のための新たな世界的課題」 出席報告

    1.日時 2008年6月18日(水)~20日(金)
    2.開催地 イタリア民主党本部(ローマ)
    3.派遣議員 藤田幸久参議院議員・ネクスト防衛副大臣
    4.経緯と目的

     欧州民主党(EDP-PDE)は、欧州10カ国(イタリア・フランス・スペイン・ベルギー・リトアニア・キプロス・アイルランド・チェコ・サンマリノ・スロバキア)の民主党から構成され、グローバル化が進展した今日、各国民主党が直面している様々な課題の解決のために、国際的に連携しようと取り組みを始めている。現在は、フランスの前大統領候補のフランソワ・バイル(MoDem)代表と、イタリアのフランチェスコ・ルテッリ前副首相(元マルゲリタ党党首)が共同代表を務めている。

     イタリアでは昨年10月27日に「民主党」が結成された。これは当時の連立与党9党の最大勢力であった左翼民主党とマルゲリタ党が合併したもので、4月に首相に返り咲いたべレスコーニ首相の中道右派「フォルツァ(がんばれ)・イタリア」を超えるイタリアの最大政党である。ベルトローニ市長が党首を務め、かつての「オリーブの木」型政権の弱点を超えた「顔の見える政治」を目指している。

     4月には政権を失ったイタリア民主党だが、欧州での民主党ネットワークを世界に拡大しようと、世界各国の民主党との関係強化に積極的に取り組んでおり、今回の国際会議を実質的に主催した。

     欧州民主党はこれまでも

    第1回国際会議「大西洋両岸関係の再建-米国・欧州民主党員の対話」(2005年2月)

    第2回国際会議「未来は今だ:アジア・欧州の戦略的パートナーシップ」(2005年12月)

    第3回国際会議「新たな民主同盟に向けて」(2007年4月)

     を開催してきた。

     これまで、日本の民主党も第2回会議に菅直人元代表津村啓介衆議院議員、第3回会議に山口壮ネクスト外務大臣が出席している。

    5.メインテーマ 「各国民主党のための新たな世界的課題」
    6.日程
    18日(水) レセプション
    19日(木) 第1セッション「世界の開発と環境のための新たな理念」
    第2セッション「世界の安全保障のための新たな理念」
    第3セッション「民主主義と人権のための新たな理念」
    20日(金) 結論と課題
    7.主な参加者
    フランソワ・バイル(前大統領候補、MoDem代表、フランス)

    フランチェスコ・ルテッリ前副首相(イタリア)

    ベルトローニ民主党党首(ローマ市長、イタリア)

    ジアンニ・ベルネッティ(前外務副大臣、イタリア)

    アブドヤエ・ワデ(セネガル大統領)

    マソンド・バルザニ(クルド地域政府大統領、イラク)

    エレン・タウシャー(下院議員、新民主連合代表、アメリカ)

    フランクリン・ドリロン(フィリピン自由党党首)

    アディ・スターンバーグ(カディナ党書記長、イスラエル)

    サム・ソムラ(国会議員、サム・レンシー党党首夫人、カンボジア)

    ラジバ・ウィジェシンガ(和平プロセス事務局長、スリランカ)

    シュクリア・バラクザイ(国会議員、アフガニスタン)

    アリカン・バイメノフ(民主党代表、カザフスタン)

    マウン・マウン(ビルマ統合国民評議会事務総長)

    ピオ・デメリア(スカイテレビ極東特派員、在日イタリア人、オブザーバー)

    • 会議後、コシガ元大統領の自宅で1時間ほど会談した。同大統領は、ブッシュ大統領の中東政策、イラクやアフガニスタン戦争、9・11同時多発テロへの対応に強い批判を展開している。
    • また、キエザ欧州議会議員夫妻と会食した。同氏は最近数名の欧州議会議員とアフガニスタン各地を訪問した。同議員団は、「アフガニスタンではISAFも展開しているものの、米軍が益々独自の動きを繰り広げ、他国軍がついていけない。状況は益々悪化している。これまで欧州諸国は、イラクからは手を引くが、アフガニスタンはしっかり支えるべきだという意見が多かったが、今では、アフガニスタンからも手を引くべき」との共通認識を持つ。
    • 渡航費、宿泊費は主催者による招待
    8.会議の特徴と成果
    • かつて「オリーブの木」を構成した9政党の中核をなした2党が昨年設立した「イタリア民主党」は、今年4月に政権を失ったとはいえ、内なるエネルギーをより外に向けて政策やリーダーシップを発揮できる体制が整ったと言える。これは、多くの野党勢力を結集して揺るぎない政権交代可能政党として、日本の民主党が存在することと類似性を持つ。唯一の違いは日本の民主党に政権担当経験がないことであり、「もうそれしかない」と改めて実感した。
    • その日本の民主党から、会期延長にも拘らず私が出席させてもらったことを、主催者は高く評価して下さり、「昨年参議院で勝利した日本の民主党は、世界の中で一年以内に政権を取る可能性の最も高い民主党だ」(ベルネッティ前外務副大臣)と紹介してくれた。
    • クルド、ミャンマー、スリランカ、カンボジア、ルワンダ、イスラエル、香港、台湾などから紛争当事者、和平の仲介者、民主活動家などを意欲的に招いており、まさに民主党の本分である「民主化」や「平和構築」を主要テーマにしている。また4回の国際会議を通して各国民主党の連携を固めており、その努力には頭が下がる。
    • 出席政党には、リベラル・インターナショナルのメンバー政党も幾つかあり、イタリア共産党から発展した左翼民主党に至るまで幅の広い連携が見られる。
    • 与党であったイタリア民主党が、こうした国際会議をたびたび企画・開催していることは、政府とは異なる政党としての特徴を生かした政治、外交活動が重要であることを証明している。先進国においては議会や政党が国家予算を充てて、「民主化」、「平和構築」、「人道支援」などを行っており、わが国でも、政権獲得とともに、こうした近代政党としての体制や活動を整備すべきであろう。
    9.スピーチ概要(原文は英語)
    • 半世紀以上も政権交代のない日本では、過度の官僚機構に市民社会が支配されるゆがんだ社会となっている。官僚が時の総理に対しても情報を開示せず、総理が経済・財政政策を誤った事例すらある。
    • 日本外交は、時の権力を持つ政権であれば虐殺、汚職、独裁などに構わずポルポト(カンボジア)、マルコス(フィリピン)、ミャンマー軍事政権などを支援してきた。他方、アウンサン・スーチー(ミャンマー)、ネルソン・マンデラ(南ア)、ダライ・ラマ(チベット)、ラモス・ホルタ(東チモール)などのノーベル賞受賞者などが、野にあった時に来日した際には、時には冷たい扱いをした。
    • 1997年の対人地雷禁止条約や、本年5月のクラスター爆弾禁止条約は、超党派の議員連盟が機能して、NGOとの連携のもと、日本政府を調印に追い込むことができた。○在日米軍基地の役割は、日本の防衛というより、米軍の世界戦力を支える役割が益々拡大し、2001年9月11日の同時多発テロ以降は、アフガニスタンとイラク戦争の後方基地としての機能が中心となっている。
    • 6月11日、米国下院は、ブッシュ大統領に対する訴追を司法委員会に送る決議を256票対156票という100票近い大差で可決した。民主党の全議員に加え、24名の共和党議員も賛成した。イラク戦争に国民と国会議員をミスリードしたこと。国連憲章に違反してイラクを侵略したこと。テロリストが米国攻撃を準備しているというたび重なる警告を無視して911を防ぐことに失敗したこと。911の調査を妨害したこと。など、多くの条文から成り立っている。「好戦的な政治」から、「テロの温床を絶つ健全な民主社会を築く、和解と開発を担う政治」に転換すべき時が到来した。
    • 昨年参議院で勝利した日本の民主党は、先週初めて、参議院において福田首相の問責決議案を可決した。今年こそ60年ぶりの政権交代を実現し、より世界に貢献する日本を築きたい。各国の民主党からの連帯のご支援をお願いしたい。

    左:ベルネッティ前外務副大臣、右:ルテッリ前副首相

    左:フランソワ・バイル氏、右:セネガル大統領

    中央:クルド大統領、右:香港・?謹申議員

    サム・ソムラ議員・サム・レンシー党党首夫人

    中央:コシガ大統領、右:ピオ・デメリア氏

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