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  • 【2005年11月18日】

    活動報告

    2005年11月18日(金)

    第28回藤田幸久政経フォーラム講演概要

    「小泉マジックからポスト小泉内閣へ、来年の景気と政局を占う」
     福岡 政行 政治評論家、立命館大学客員教授

    ◎ 演題: 「小泉マジックからポスト小泉内閣へ、来年の景気と政局を占う」
    ◎ 講師: 政治評論家、立命館大学客員教授
    福岡 政行  氏
    • 総選挙の予測分析をしながら、流れが自民党に行っていたのが分かった。小泉首相は「逆らう人間を掃除する」という非情な手を使っていた。このようなやり方に危機感を覚える。したがって次の選挙では選挙分析予測は止めて、信頼する政治家の応援に出かけてマイクを握るつもりである。

    (1)来年の政局は、「安倍ジレンマ」

    • ポスト小泉内閣を予想すると、現在安倍、麻生、谷垣、福田の4人が有力な候補として挙げられる。国民の人気では安倍氏が最も高く総裁選に出れば首相に選ばれるだろう。しかし政治家になった経緯からして、本人は権力を握る前に経済閣僚を経て政策の勉強をしたいのが本音で、次にやりたい気持ちはないだろう。麻生から安倍という流れが本命である。来年は「安倍ジレンマ」の年になるだろう。
    • もし「消費税値上げ」が主な争点となり谷垣氏がそれを前に打ち出してくれば、 歴史的任務を任されることもありうる。消費税値上げを公然と唱えることにより、「王手飛車取り」のような賭けに出ている。
    • 中国問題が自民党を反中国派と親中国派とに二分する可能性がある。小泉・安倍・麻生は反中国である。親中国派である福田氏と山崎氏との間には早稲田の同期といったような接点が多くあり関係が良好である。もし福田氏が出てくれば山崎拓だけでなく加藤紘一、高村正彦、古賀誠なども親中国派として支援に回るだろう。この構図が成立するには森派の代表である森前総理次第だが、体育会系出身の山崎氏と雄弁会出身の森前総理とでは基本的に合わない面がある。しかし、森前総理は外務大臣をやりたいとの情報があり、福田氏を容認する可能性もある。森氏の動きが注目される。
    • 経団連を含む経済界はこれ以上中国との関係を悪化させることを防ぎたい。経団連の奥田会長が二度も内密に訪中して胡錦濤主席と会談したのもそれを証明している。中国を敵に回し関係を悪化させることは中間層が5000万人もいる中国でのビジネスの機会を失うことに繋がる。したがって生活を豊かにするという国益の観点から考えると、中国との関係を重視する福田氏を支援するだろう。

    (2)来年の経済は「金余り」に

    • 来年は金余り時代になる。Goldman SachsやMorgan Stanley などの外資系金融 機関が次々と投資先のないお金を用い日本に入って株の買い付けやホテル、ゴルフ場の買収を行っている。三井住友銀行出身の西川社長が郵政公社の頭取に決まった。郵貯の320兆円は民間に流れる。さらに団塊の世代が退職することにより大企業では 一人当たり平均2000万以上の退職金が支払われる。また、公務員改革で900万人が退職すると合計100兆円が市場に流れるとの計算もある。
    • 人口が減少する中で経済が豊かになったという歴史はない。お金が余ることにより人は株に投資し、その結果株価は企業の実績に関係なく上がることになる。米国の国債は1ドル=105円の時に買い120円になった時に売るのが相場であるが、今は120円 で買われていて不自然である。金融機関がお金を運用できないので外国債を買ってい る。売るために株を買う株主が増えている。村上ファンドが20%以上の利子をつけることができるのは、豊富な資金で大量に株を買い株価が上がったところで売りリターンを得ることができるからである。豊富な資金はアメリカやアラブのオイルマネーから支えられている。
    • キヤノンの御手洗社長は、リストラによって利益を確保しようとする米国的経営を批判し、愛社精神から新技術の開発が生まれると考え、安心して働ける日本型終身雇用制度をこれからも採用していくことを明確に示した。会社は株を買い売って儲けようとするような株主の為にではなく、社員のためであるという点を強調した。
    • 日本国内で二極分化が急速に進んでいる。関東や名古屋など地方によって豊かになっていくところとそうでないところに分かれてきている。
    • 民主党は今回の総選挙では甘い選挙をした。前原氏によってイメージの転換を図 ろうとしているが若いので弱点もある。もっと自分から問題を提起していくべきである。また党のベテランが弱点を補う必要がある。靖国問題をどうするか立場を明確にする必要である。
    福岡 政行(立命館大学客員教授・政治評論家)
    1945年、東京都葛飾区生まれ。早稲田大学大学院卒業後、明治学院大学講師、駒沢大学助教授などを経て、現在、白鴎大学教授、立命館大学客員教授。 「TVタックル」 等のテレビ番組でもおなじみで鋭い政治評論には定評がある。ボランティア活動にも熱心で、「アシスト(ジャパン)の会」の事務局長を務める。

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