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平和構築推進議連講演会2011年07月15日

                

                (右)東大作 元国連政務官

 

7月14日、私が会長を務める超党派の平和構築推進議員連盟は、アフガニスタンから帰国したばかりの東大作(ひがしだいさく)元国連政務官を招いての講演会を行いました。

 

 

 講演会には、鳩山由紀夫前首相も駆けつけてくださり、東さんから提案されたアフガニスタンの国民和解の方法が素晴らしい内容だったことを話してくださいました。その結果東さんは2019年から2010年まで、国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)の和解・再統合チームリーダーとして、国連政務官の立場で現地に派遣されています。

 

         

         鳩山由紀夫 前首相 

 

 東さんは、当初アメリカがタリバンとの和解を考慮してこなかったのが現在の混乱のもとにないっていることを指摘し、東さんによる和解プログラムの提案が、その後、国連だけでなくアメリカにも少しずつ理解されるようになっていったことを解説して下さいました。

 

 

 現在もアフガニスタン南部はタリバンに支配されている状態で、戦闘は絶えませんが、最近オバマ大統領が「政治的な解決なしにはアフガンに和平はこない。米国はタリバンを含めたアフガン人との和解を目指す動きに参加する」と明言したことから、今後の前進が期待できるとのことです。

 

 

 東さんは、今後日本は、こうした和平プログラムをもとに、和解に応じたタリバン兵士や幹部への生活支援を行い、アメリカも含んださらに幅広い和解プログラムを醸成するリーダーシップをとっていかなければならないことを強調されました。

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