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望まれる、新総理の資質2011年06月09日

 

菅総理の退陣を見越して、政局ばかりの観点から次の総理候補をマスコミが騒ぎたてていますが、次期総理候補に必要な本質的な資質を考えるべきです。私は、以下のような資質が重要と思います。

 

1 政権交代という日本の大変革の時代に加えて、大震災を経験した後の日本の指導者として、「第二の戦後」のかじ取りを担う文明観、倫理観、国の方向観を持った人。加えて、次期総理は、こうした理念を共有し、強い信念を持って一緒に大問題に取り組む閣僚や党幹部のチームを編成すべきです。

 

2 2年間の民主党政権における失敗の学習効果を充分に発揮できる人。「政官業の現状維持」を守ろうとして民主党政権の信頼性を巧妙に失墜させた政治勢力、マスコミ、外部の力に立ち向かえる人。大震災で判明したのは、日本が極端なまでに中央官僚集権体制になってしまったことです。「沖縄利権」や「原子力村」の実態を隠し、容認させたマスコミや既得権益などの刷新を進めるべきです。総理、官房長官、各大臣の記者会見は全てフリー・ジャーナリスト、海外メディアにも公開する。質の高い民主主義社会には、やはり公正で質の高い公共メディアが必要だからです。

 

3 「次の世代」とは、年齢というよりも、この2年間に民主党の中で争いごとを煽ったり、政治ゲーム的行動や野心的パフォーマンスに興じた人ではなく、胡散臭さのない「政治的に新しい人です。少なくとも先進民主主義国の政治家のような見識を持ち、基本的人権、議会制民主主義の精神をきちんと実践できる人。例えば、原発政策の基本的見直し、再生可能なエネルギー促進と地方経済の活性化、情報公開などを進められる人です。

 

皆さんは、どう思われますか?

 

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