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矢野弘典さんの『論語塾』2023年06月15日

  矢野弘典国際IC日本協会名誉会長による「論語塾」で「貞観政要に学ぶ帝王学」を6回にわたり受講しました。
「貞観政要」は唐の太宗の政治に関する言行を記録した書です。帝王学の教科書として日本でも北条政子や徳川家康などが愛読して長期政権を築いたと言われます。
  現代では組織のあり方を学ぶ手引き書として経営者に読まれています。矢野弘典名誉会長は東芝の欧州総代表、日本経団連専務理事などを歴任した経済人ですが、長年論語に精通し、「論語とリーダーシップ」の著書もあります。私は、もっと早くこの本に触れておけばよかったと後悔を禁じ得ませんでした。この塾は中小企業の経営者などにも大いに役立つと感じました。
「貞観政要」の以下のような言葉についてかみ砕いて解説頂きました。
「身里(おさ)まりて国乱るる者を聞かず」「名君とは謙聴する者」「上下に一体感があるか」「植木を植えるように国を治めよ」「苦言を聴き入れる度量」「打てば響く上下の信頼関係」「周りをイエスマンにしない」「正しい人選と信賞必罰」「澄んだ川の流れはその源に始まる」