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定例記者会見の概要(平成24年5月28日(月曜日)2012年06月11日

 

        

【冒頭発言】

 今日会見させていただきますのは、明日の夜、出発いたしまして、アフリカ開発銀行年次総会という会議に出席をすることになりました。アフリカ・タンザニアのアルーシャという、キリマンジャロの近くでございますが、そこで、31日木曜日及び6月1日金曜日の2日間にわたりまして、アフリカ諸国の主に財務大臣等の方々が出席をされます。日本からはJICAの田中新理事長も参加をされますが、それに出ることになりましたので、今日、社会保障と税の委員会等もございますことも含めまして、私の方で今日会見をさせていただくことになりました。現地では色々会議に出るほか、アフリカの財務大臣等々とも交流を深めてまいりたいと思います。

【質疑応答】

問)

 税と社会保障特別委員会の方が、順調に行けば今週で審議時間が60時間を超える見通しになりました。一方で、今週には総理と小沢元代表の会談が予定されているほか、あるいは、審議後半戦に向けてまた1つの大きな節目の週になるのかなと思います。副大臣の委員会のこれまでの意見の積み上がりと後半戦に向けての見通し、どのようにお考えになっているか、教えていただけますでしょうか。

答)

 野田総理と小沢元代表が会っていただくということは、党にとっても、それから国全体の政治にとっても非常に喜ばしいことだろうと思っておりますし、国の今後の育成にとって大変重要な社会保障と税の一体改革についての審議が進んでいる時期でもありますので、是非、大所高所からいい会談にしていただきたいと思っております。
 その同じ時期に、今週は集中審議等も含めましてかなり時間も順調に消化をしながら後半戦に行くわけですが、先週も申し上げましたとおり、非常に根本的な、基本的な質疑、それから建設的な提案等も行われております。と同時に、非常に長期的な視点からの提言、政策等も出ているようにお見受けをいたしますので、是非、そういう中から国全体にとっていい提案型のご質問と、それに政府側の方も真摯に答えるというような形でより充実した後半戦の審議に向かっていただきたいと思っております。

問)

 先週の特別委員会の質疑の中で自民党の茂木政調会長が、15年度にプライマリーバランス半減、20年度に黒字化という政府目標について、経済状況とか消費税の引き上げ時期等を考えれば見直しも必要ではないかという趣旨の質問をされたんですが、現段階で15年度、20年度の目標を見直すということについて副大臣のお考えはいかがでしょうか。

答)

 目標を今の段階で見直すということは難しいと思っておりますし、そもそも財政健全化の目標というものが他の諸国に比べますと日本の方がある意味では緩やかな状況にありますので、これは基本的には守るべきだろうと思っております。他方、財政健全化をしっかりすることによって財政の対応力といいますか、それが地力をつけることによって、この委員会でも話題になっておりますような国土の強靭化とか技術開発とか人材育成といった財政規律と経済成長を両立するというような考え方というものは非常に重要ではないかというふうに思っております。
 ちなみに、先週の私の会見で、茂木会長から色々提案いただいたわけですが、私の方でもしかすると誤解を招いた、党内のお話について誤解を受けたとすれば、それは本意ではございませんので、お詫びをして、それは訂正をしておきたいと思います。いいご提案を頂いたということの評価が本意でございます。

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