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菅総理の重い決断を区切りに、心機一転を2011年06月03日

2日の代議士会で菅総理が退陣を表明し、午後の衆議院本会議で不信任案が大差で否決されたことは、前夜までの民主党分裂や自爆的な総選挙突入という可能性も高まっていた流れを一変させ、私も心から安堵しました。

 

その退任の時期について菅総理周囲と、鳩山さんとの間で認識の違いが出ているのは残念ですが、近い将来首相交代となるのは間違いないと思います。

 

1日夜鳩山グループ有志の会合で出た意見の大勢は、

 

1 民意で実現した政権交代の重大さと、大震災の復興と国民生活を最優先で考えるためにも、どんなことがあっても党の分裂は回避する。

2 野党が提出した不信任案に賛成するのは理に合わないが菅首相が退陣すべきというのが、これまで菅さんを支えてきた民主党議員の間でも大勢なので、衆議院本会議での採決の前に、民主党内で退陣の意思決定を行うべきだ。

3 不信任案の採決の行動に拘わらず、除名などの処分を行うべきでない。

4 そのための両院議員総会を求めるべきだ。

というもので、私もこうした発言をしました。

 

そうした中、小沢グループの会合に、原口前総務大臣などを含む71人が出席したという情報が流れ、不信任案可決の可能性が語られました。

 

2日の11時から開催された参議院議員総会では約20人の議員が発言しましたが、そのほとんどが上記のような考え方に近いもので、加えて、衆議院本会議の採決前に、輿石参議院議員会長から参議院民主党の総意として、党の分裂を回避すべく退任を表明すべきと菅総理に伝えて欲しい、という意見が多くでました。

 

退陣の時期などでゴタゴタせず、早く区切りを付けて民主的な代表選びの流れを決めて、特例公債法案や第二次補正予算の成立などに全力で取り組むべきと考えます。

 

菅総理の重い決断を区切りに、心機一転を図るべきです。

 

 

 

 

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