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難民を助ける会の総会とウクライナ緊急支援報告会に出席2022年06月26日
難民を助ける会(AAR)の総会と『ウクライナ緊急支援報告会』に出席しました。私は1979年のこの日本初の難民支援NGOの創設メンバーです。カナダの国際MRAの友人から相馬雪香さん(尾崎行雄三女)と私に手紙が届きました。ベトナムやカンボジアから大量の難民が出ているが、日本は全く冷たい。定住難民を2人しか受け入れていないではないか、との直言でした。そこで相馬さんが外務省に支援を要請しましたが、お金は出しているから、といったつれない答えでした。それに憤慨した相馬さんが、政府を待っていては対応できない、市民で取り組もうと立ち上げたNGOです。 私は1980年にカンボジアのプロジェクト、1984年に歌手の森進一さんの要請によるアフリカ、ザンビアのプロジェクトを立ち上げた他、国会議員になってからは対人地雷禁止条約(オタワ条約)加盟への支援活動やアフガニスタン、ケニア、旧ユーゴの難民支援、そしてスマトラ、スリランカ、パキスタン、ハイチなどでの地震被災者プロジェクトなどをお手伝いしてきました。 AARはこれまでに65を超える国・地域で支援を展開し、現在は世界14カ国で活動しています。長年活動を担ってきたのが長有紀枝会長、堀江良彰理事長、吹浦忠正元理事長などです。うれしいことに加藤タキ副会長にもお会いできました。日本初の女性国会議員の加藤シヅエさんの長女でMRAの先輩でもあります。 『ウクライナ緊急支援報告会~人道危機発生から4カ月』では、長有紀枝会長の他、広報担当の中坪央暁さんがポーランドでのウクライナ難民、避難民支援のプロジェクト、緊急支援事業担の大室和也さんがモルドバにおけるウクライナ難民支援プロジェクトについての報告を行いました。こうした皆さんは日本の宝です。 日本に逃げてきたウクライナの人々に対して、日本の皆さんがとても親切に対応している姿に感動しています。しかし、それに比べてカンボジア、ミャンマー、アフガニスタンなどの難民の人々に対しては心が開かれていないとも言われます。1979年にAARを立ち上げた際に相馬雪香さんは、難民をお助けすることによって日本人の「心の開国」を進めたいと言われました。本当の意味での日本人の心の開国が求められていると思います。- アーカイブ
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