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井之上PR創立50周年記念『失われた30年検証研究会』2022年07月04日

井之上パブリックリレーションズ創立50周年記念シンポジウム「失われた30年検証研究会 私たちは、どう立ち向かうか」に出席しました。
井之上喬会長の基調講演に続き、榊原英輔元財務官、伊藤元重東京大学名誉教授、アレン・マイナー日本オラクル初代代表、谷本有香Forbes Japan Web 編集長がパネルディスカッションを行いました。
井之上さんが1970年に設立したこの会社は企業などの顧客、業界、政府、一般社会などのマルチステークホルダーとの「他者との関係作り」を支援してきました。
しかし、近年は、世界最強の産業国と言われた日本が、GDP、生産性、競争力、人口減対策、エネルギー戦略など多くの分野で、世界から大きく後れを取ってしまった姿に危機感を強めてきました。
井之上さんは、それを変えるために「21世紀最強のソフトウェア」としてのパブリックリレーションズが、個人や組織体が最短距離で目標や目的を達成する。「価値観」に支えられた「双方向コミュニケ―ション」と「自己修正」をベースにした「リレーションズ(関係構築)活動」で政府、行政、企業、メディア、個人などを統合的に支援しようという構想を抱いています。
そして「失われた30年」の研究と次の30年に向けての提言を2年以内に行うことになりました。私もその研究会における、榊原英輔元財務官などの有識者の招致や企画などのお手伝いをしています。
式典では日米構造協議に関わった棚橋裕治元通産事務次官やアフラックの大竹美喜創業者などから熱いエールが送られました。
井之上さん自身がバンドで演奏したり、社員の女性が一緒に壇上で歌うなど、社員思いで、文化を大切にする「人間力」が50年を支えてきたことを実感しました。とても素敵な会でした。