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5日の外交防衛委員会で質問2013年11月06日

5日の外交防衛委員会で質問しました。
 
1 普天間問題  先ず、先日の日米外務・防衛大臣間の2+2会合の共同文書の普天間基地の移設に関する記述で、現行案が。「運用上、政治上、財政上及び戦略上の懸念に対処する唯一の解決策」などとあるが、「沖縄の県民の支援を得られる」とも入れるべきではないかと小野寺防衛大臣に質したのに対し、「今後沖縄県民の支持が得られるように努力する」との答弁を得ました。
 
2 ケリー長官とヘーゲル長官の千鳥ヶ淵参拝... その2+2会合に出席したケリー長官とヘーゲル長官が、靖国神社ではなく千鳥ヶ淵を訪問したが、アーリントン墓地の対をなす場所は千鳥ヶ淵と認識したと理解してよいのか?との質問に対し、岸田外務大臣は、歴代首相が全員毎年千鳥ヶ淵戦没者墓苑に参拝していること認めた上で、千鳥ヶ淵は軍人、軍属以外の戦没者、遺骨収集団が収集したご遺骨を含む民間人の御霊も慰霊する墓苑であることを述べました。
 
3 日ロ関係 今月2日に開催された日露2+2会合が、半年に4回の日露首脳会談に続きハイレベルでの良い雰囲気作りが出来たことを私は評価した上で、「プーチン大統領が、平和条約や北方領土問題に本気で取り組もうとしているのか、北方領土問題が棚上げされることはないのか?」との質問に対し、岸田外務大臣は、大統領は真剣に取り組んでくれていると答えました。
 
4 豪、米の元捕虜支援 「10月に外務省の招待で豪、米の元捕虜が来日したが、今年の参加者の半分は90代で、本人はすでに亡くなっていて、未亡人も多く来日された。当事者にとっては時間がなくなってきていて、順番にあと3年先、4年先にという話ではないと思う。提案だが、「戦後70年」を前に、向こう2年、従来の2、3倍の方をまとめて招くようにしてどうか?」と質問しました。これに対し外務大臣から、本人のご希望、健康状態なども含め総合的に検討したいという前向きな答弁を頂きました。
 
5 中国残留孤児養父母支援 「先日、おぼれた子供を救った中国人を安倍首相は表彰するとのこと。これ自体はよいことだが、1番困っている日本人を多数救って下さったのが中国残留孤児の養父母の方々だ。「痩せこけて、逃げてきた子供を助けなければ死んでしまう。子供に敵・味方の区別はない」養父母の生活は想像を絶する以上に苦しかった。しかし、日本人孤児も実子もまったく同じように育ててくれた。」などとされる養父母の方々も高齢化が著しいので早急な支援策が必要ではないか。丹羽前中国大使による養父母に対する感謝状の贈呈は評価するが、20年も訪問活動を行っている東京中国歌舞団などの民間団体による事業などを支援すべきではないか?」との質問に対し、外務大臣は、そうした民間団体などの活動も調べて対応する、と答えました。
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