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  • 【2008年10月30日】

    活動報告

    2008年10月30日

    参議院外交防衛委員会における藤田幸久の質疑議事録

    国政調査権によるアフガニスタン調査報告書開示を要求

    ○藤田幸久君 民主党の藤田幸久でございます。

     今回の法案の一番基礎的な情報であるところの審議の前提となる、六月に日本政府はアフガニスタンの調査を行って、調査団を派遣したわけですが、その報告というものが今法案の審議の前提として非常に重要だということで度々、衆議院あるいは参議院で私ども申し上げてまいりましたが、やっと今日その調査の報告なるものが出てきたと、やっとこれから審議に、本格的にスタートできるのかなと喜んでおりましたが、今朝この数ページの調査の概要というものを拝見をいたしました。

     正直言いまして、これは報告書というよりも本の目次だけいただいたという感じでございます。

     ページ数は多いんですけれども、一般的な既に分かっていることの説明書きが多くて、あとはメニューとしてのいわゆる目次だけが出ているだけでございます。したがいまして、これをその報告書というふうには私は認識しておりませんし、ほかの委員もそういうふうに思っているんではないかというふうに思っておりますけれども、ただ、今後更に報告書に当たるようなものを審議のために出していただきたいと思いますので、以下質問をさせていただきます。

     今朝いただいたもので、お昼に通告をしたばかりでございますから十分な質問になるかどうか分かりませんけれども、申し上げたいと思います。

     時間が限られておりますので、まず官房長官、基礎的なことについて通告をしたことについて幾つか網羅的に申し上げますので、端的にお答えをいただきたいと思います。

     まず、これは「調査団の構成」というふうに書いてありますので、調査団の団長はだれなのか、それから、そもそもこれはだれの命令でこの調査団は派遣をされたのか。それから、調査団ということが調査の概要の一には出ておりますけれども、二以下の調査内容の部分に関しては、「調査に当たっては、」あるいは「調査は、」、「調査に当たっては、」、「調査に当たっては、」という、つまり主語がありません。したがって、その意味からも、今申し上げました調査団の名前、団長、そしてだれの命令で行ったのかについて、まず手短にお答えをいただきたいと思います。

    ○国務大臣(河村建夫君) 直前に質問要項をいただいて今説明いただいたところの部分もございますので、十分なお答えにならない点もあろうかと思いますが、私の知る限りのことで御答弁をさせていただきたいと思います。

     まず、この調査団の名前のことをおっしゃいましたが、この調査団について名称を特に付して派遣したということではございません。名称を付しておりません。

     それから、この調査団の団長の官職ですか。氏名、官職。

    ○藤田幸久君 はい、官職。それから、内閣官房の方と伺っておりますけれども、名前あるいはその階級、役職を言っていただきたいと思います。

    ○国務大臣(河村建夫君) 調査は、内閣官房参事官クラスをヘッドといたしまして、各省の課長補佐クラス、これ自衛官が入っております、送られました。ただ、その調査に参加した職員の安全上の配慮に加えて、当該職員が特定されるということについては今後の業務の遂行に支障を来すおそれがございますので、具体的な名前は控えさせていただきたいと、このように思います。

     それから、そもそも調査団は、その命令はどこから派遣されて出たのかということでございます。

     これは、内閣官房長官それから外務大臣、防衛大臣、この了解の下に調査に派遣をされたものでございます。

    ○藤田幸久君 了解の下にだれが派遣をしたのか。

     先ほども、防衛改革会議で指導、指令の問題というものが、リーダーシップの問題が問題になっていましたけれども、だれが、主語が聞きたいんでございます。

    ○国務大臣(河村建夫君) 内閣官房長官、外務大臣、防衛大臣がそれぞれの部下に対して命令を発して派遣したと、こういうことであります。

    ○藤田幸久君 つまり、三大臣が命令を下したということでよろしいでしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) それぞれの大臣が下したということであります。

    ○藤田幸久君 先ほど、行かれた方の特定は控えるということでありましたが、それは私は言うべきだろうと思っておりますけれども、それは取りあえず置いておきますが、防衛省の関係者五名の中で陸自、空自、海自がだれ、何人かということと、それぞれの専門分野を言っていただきたい。

     例えば、医療の専門家はいたのか等についてお答えいただきたいと思います。

    ○国務大臣(河村建夫君) 防衛省から派遣された者の中の自衛官四名は、統幕二名、陸幕、空幕各一名でございます。自衛隊の国際平和協力業務の在り方、部隊運用、専門的な知識や経験を有する者であります。医療……○藤田幸久君 じゃ、防衛大臣、今の件、専門分野についてお答えいただきたいと思います。

    ○国務大臣(浜田靖一君) 今回のこの調査団のメンバーに関しましては、今官房長官からお話しいただいたところまで、経歴、個人名とかそういうものに関してはちょっと具体的にお答えすることは差し控えさせていただきたいと思います。四名の内訳は、今お話がありましたように、統幕二名、陸幕、空幕一名ずつであります。

    ○藤田幸久君 防衛省五名と言っているけれども、今の足し算でいうと四名ですね。そうすると内局が一名ということなのかということと、少なくとも専門分野については答えてくださいよ。じゃないと、どういう調査をしたのか分からないじゃないですか。

    ○国務大臣(浜田靖一君) 先ほども官房長官からお話がありましたように、今回のメンバーに関しては個別的な氏名等はちょっと差し控えさせていただきたいというふうに思います。

    ○藤田幸久君 ちょっと、じゃまず、またそれも戻りたいと思いますけれども。

     それから、どんな地域に行ったかという調査場所に関して、調査報告ですと「カブールを含む複数地域」とありますけれども、まずアフガニスタン以外の国も訪問していないか、例えばタジキスタン。アフガニスタン以外の外国、行った外国名、それから、まずそれをお答えいただきたいと思います。

    ○国務大臣(河村建夫君) この調査に各種の便宜や協力を提供した相手方との信頼関係もございまして、御指摘の点、どこの国にどう行ったかということについてはお答えは差し控えさせていただきたいと思います。

    ○藤田幸久君 アフガニスタン以外に行ったかどうかについて、イエスかノーかでお答えいただきたいと思います。

    ○国務大臣(河村建夫君) 複数のアフガニスタン周辺国を訪問したわけでございますけれども、その国、自国を訪問することが対外的に明らかになっていないことを条件に調査を受け入れた経緯があるわけでございまして、この調査のために訪問した事実が明らかになりますと、当該国との信頼関係を著しく損なうことになるということもあって、訪問先の国名を明らかにすることは差し控えさせていただきたいと思います。

    ○藤田幸久君 またそれも後でいろいろ申し上げたいと思いますが。

     それから、お会いになった方々でISAF等々が出ておりますけれども、このペーパーで分からないのは、国連の関係者に会っているかどうか、それから二つ目は、OEFの関係者に会っているかどうか、三つ目はJICAの関係者に会っているかどうか。

     これはだれがお答えですか、外務大臣でしょうか。││じゃ、端的に答えてください、理由は結構ですから。

    ○国務大臣(河村建夫君) OEFは含まれておりません。それから、国連関係者について具体的な内容については申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。それから、JICAの関係者についても具体的な内容については申し上げられません。

    ○藤田幸久君 済みません。

     国連関係者に会ったかどうかイエス、ノー、JICAの関係者に会ったかどうかイエス、ノーでお答えいただきたいと思います。

    ○国務大臣(河村建夫君) 先ほどOEFのこともお話しいたしましたが、この三件については具体的なことについては申し上げることを控えさせていただきたいと思います。

    ○藤田幸久君 会ったか会わないかも言えないという、それから、先ほど来お話、柳田さんの質問にございましたけれども、やはり国連のかかわりということが基本的に重要な要件なのになぜ国連の関係者に会ったということが言えないのか、その理由だけについてお答えください。

    ○国務大臣(河村建夫君) これは相手方との関係で明らかにしないという条件でお会いしている、会ったとしてもそういうことで具体的なことについては申し上げられない、こういうことであります。

    ○藤田幸久君 私ども、昨年以来、在日の国連関係あるいは各国、アフガニスタンにPRT等を派遣している国の大使クラス等ともお会いをしております。それから、私は二月にはNATOの本部に行ってアフガニスタンの担当官の方ともお会いをしております。共通して言えますのは、皆さん方は日本の国民にいろんな状況を知ってほしいという、むしろ向こうの皆さんの方がいろんな情報について伝えたいと、知ってほしいと、よく来てくれたという感じでありますが。

     むしろ、今の日本政府の方は、この国会及び国民に対して、これだけいろいろなことをやっているんだ、状況についてむしろ情報を提供していただいてこの審議を促進していただくというのが筋だろうと思いますけれども、その前提となる国連の関係者に会ったかどうかすら言えないというのは、これはどういう理由でしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) 公表しないという前提でやっているということ、相手の信頼関係でございます。(発言する者あり)

    ○委員長(北澤俊美君) 速記を止めて。

    〔速記中止〕

    ○委員長(北澤俊美君) 速記を起こして。

     ただいま理事協議をいたしておりますが、しっかりした協議をしたいということであります。

     なお、政府関係者に申し上げますが、一年継続するということで法案を提出して、秘密裏にアフガンへ行って調べてきたということなら話は別ですが、堂々と国費を使って出ていって、その後、会った相手も言えない、すべてを約束事だから言えないと。そんな子供みたいな扱いをこの委員会がされていて審議ができますか。

     そのことを申し上げて、暫時休憩にいたします。

    —-午後二時五十八分休憩—-
    —-午後三時四十分開会—-

    ○委員長(北澤俊美君) ただいまから外交防衛委員会を再開いたします。

     休憩前に引き続き、テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。

    ○藤田幸久君 改めてお伺いをいたします。

     今回のその調査団は国連関係者とお会いになったのかどうか、それからJICAの関係者とお会いになったのかどうか、イエスかノーかでお答えをいただきたいと思います。

    ○国務大臣(河村建夫君) 調査票にもございますとおり、会ったのはISAF、PRTの関係者であります。知る限りにおいて、国連職員、現地JICA職員には会っていない、これが答弁でございます。

    ○藤田幸久君 それでは、もう一度確認をいたしますが、OEFの関係者とお会いになったのかどうなのか、イエスかノーかでお答えいただきたいと思います。

    ○国務大臣(河村建夫君) OEFの関係者につきましても、ISAFの関係者に会いましたが、その中にOEFの人が含まれていたかどうかは分かりません。これが回答でございます。

    ○藤田幸久君 分からないというのは、元々の原籍がどこであって、それが暫定期間、身分をISAFなりの関係者という形で赴任しているかどうか分からないという意味でしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) ISAFの関係者に会ったわけですが、その中にOEFの関係者がおられたかどうかが分からないということであります。だから、会ったのはISAFの立場の人に会ったということであります。

    ○藤田幸久君 先ほど来、国連関係者あるいはJICA関係者に会っていないということをなぜ今まではっきりお答えできなかったのかということが、かえって非常に不可思議に思います。

     それから、併せてお聞きしますけれども、日本及びいろいろな国のNGOの関係者にはお会いになったでしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) NGOの方々に会ったかどうか報告を受けておりません。

    ○藤田幸久君 その部分だけ報告を受けてなくて、ほかは報告を受けているということは、この報告書はどういう報告書なのかと思いますが。

    ○国務大臣(河村建夫君) 通告をいただいておけば確認できたと思いますが、通告にありませんので、今のこの段階でお答えできないというのが回答でございます、NGOのことはですね。

    ○藤田幸久君 じゃ、報告、まあいろいろと何か不備な、まともにお答えいただいていないような感じもいたしますが、ちょっと先に行きますけれども。

     帰ってこられた方々は報告書を作成したと思いますが、先ほどのお話ですと、各省庁ごとに調査に行ったと。仮にそうだとしても、各大臣、当時ですね、帰ってこられて各大臣に報告をされましたでしょうか。つまり、総理大臣、官房長官、外務大臣、防衛大臣、それから新しい内閣ができてからどの大臣に報告をされましたでしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) 官房長官、外務大臣、防衛大臣、それぞれ報告をされております。当時の官房長官、外務大臣、防衛大臣、報告をされております。

     私は、本国会、本件について議論をされておるわけでありますから、必要な説明を受けました。

     また、外務大臣、防衛大臣も同様、説明を受けておると、こういうふうに思います。

    ○藤田幸久君 当時の福田総理大臣及び現在の麻生総理大臣は報告を受けていますでしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) 福田総理には報告されております。

    ○藤田幸久君 では、現麻生総理大臣には報告をされていないということでしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) 私も、今回のこの国会でこのことの御要請があったということで報告を受けたと、こういうことでございまして、恐らく、麻生総理に報告したという報告を私は受けておりません。私は受けておりません。福田総理にはその時点で報告をしたということは伺っております。

    ○藤田幸久君 先日、麻生総理も出席の下で委員会が開かれましたが、その委員会に麻生総理がお出になるにもかかわらず、報告を受けてなく委員会に出席をされたということでしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) 質問通告をいただいていなかったので恐らく総理はそういう報告を受けておられなかったろうと、私はそう思います。

    ○藤田幸久君 済みません。長官、私が質問通告をしなかったという意味でおっしゃったのか、それとも、その委員会において総理が質問通告を受けていなかったという意味でしょうか。どちらでしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) 藤田委員が質問通告されたかされなかったかということじゃなくて、総理が出席のあの委員会の際に質問通告がありませんでしたということであります。

    ○藤田幸久君 この法案についての、この間、テレビ入り総理出席の委員会でございまして、この法案の前提となるこの報告を受けずに総理が出席されたということは、この法案を総理は非常に軽んじておられる。したがって、内閣としてこの法案について、つまり、やっといろいろなアフガニスタンの情勢について政府がかかわった調査に基づいて審議がこれから深まっていこうというときに、その前提となるこの報告を総理が受けずに委員会に出ていたということは、これはやっぱり法案に対してこれは非常に真摯な態度に欠けていると。

     今、この趣旨に書いてございますよね、我が国が行い得る活動や、そのための枠組みとしてどのようなことがあるかについて幅広く検討と。ですから、これはアフガニスタンの、この委員会のある委員も質問されましたが、現場に行かないで何を審議するんだという話ありましたけれども、現場に行ってこういう調査、それから報告もまともに出ていない、それでこの法案について審議をするということ、そして総理に報告が出ていないということでは、この法案に対する政府側の取組の真剣さというか、誠意というものが見られませんが、官房長官、いかがにお考えになりますか。

    ○国務大臣(河村建夫君) 御指摘でございますが、もちろん議論を深める意味でこの資料を要求されたことは分かります。しかし、この法案の前提に、この調査書が前提になって法案ができたということではございません。これはあくまでも補給支援法、活動そのものについての法案でありますから、これに直接的に付随する書類というふうには考えておりません。

    ○藤田幸久君 この法案の大きな目的というのは、アフガニスタンに対する協力活動、そして、先ほど来申し上げておりますけれども、やはり国連の決議というものを前提におっしゃっておるわけですけれども、その国連の関係者ともお会いになっていないということは、先ほど柳田委員の質問にもありましたけれども、やはり国連という大きな下敷きの上で国連決議というものが、このテロとの戦いという前提としてお使いになりながら来ているわけですから、そうすると、このやはり調査というものは極めて重要なこの法案に関する私は情報、調査だろうと思いますけれども、その報告が総理になされていないということは私は非常に大きな問題だろうと思いますけど、いかがでしょうか。(発言する者あり)

    ○委員長(北澤俊美君) 御静粛に願います。

    ○国務大臣(河村建夫君) 法案の前提になっているとおっしゃるからそういうような答弁をしたわけでありまして、調査の趣旨は既に申し上げておりますように、我が国が平和協力国家として行い得る活動、そのための枠組みとしてどのようなものがあるか幅広く検討していることは事実であります。その一環として、本年六月、国際社会の関心が高く、約四十か国もの部隊が派遣され様々な活動が行われているアフガニスタンについて調査を行ったと、こういうことであります。

    ○藤田幸久君 長官、そもそも、国の予算で政府が調査団を派遣をする、そしてその主体であるだれの命令でこの団が行ったのか、そしてその調査団の名前も明らかでない、そしてこの委員会に出てきているこの内容というものは、冒頭で申し上げましたように言わば本の目次の程度しか出ていない。これではこの報告に基づいて我々が審議するにはとても報告というような代物でないと思いますんで、改めて目次でない中身のある報告をしっかり本院に再提出をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) 御指摘の点でございますが、この調査はISAFの活動に関する具体的かつ運用にかかわる情報を対象とするものであって、先ほど来申し上げましたように、具体的な調査結果を公表するということになりますと、ISAF及びPRTの活動に支障を来すことになりかねない、かつ、調査内容が明らかにならないということを前提として当方調査に協力した関係国との信頼関係を損なうことになるということで、お示しできるものを今お示しをぎりぎりのところでしたということであります。

     御指摘でございますから私の方から報告を受けた中で申し上げますが、調査結果の多くが対外的に明らかになると、各国の要員でありますとかアフガニスタン国軍、警察要員の生命にかかわり、あるいはISAFあるいはPRTの活動に支障を来すことになりかねない。

     例えば、具体的に申し上げますと、まずパトロール、警備の仕方を含め、ISAFやPRTの部隊の活動状況である、あるいは各国部隊の装備や設備、基地内の軍事施設やこれらの運用状況、また各国部隊の物資輸送の実施状況、あるいは各国部隊の交代等にかかわる具体的な情報が明らかになるわけでありまして、タリバーン、アルカイダ等がより周到な攻撃計画を立てることが可能になる、攻撃に対する各国要員の脆弱性を増すことになりかねないという懸念がございます。

     次に、アフガニスタンにおけるテロや攻撃事案の発生状況やその時間的、地理的分布をISAFやPRTがいかに把握しているかが対外的に明らかになるようなことがあれば、これまたタリバーン、アルカイダ等がISAF、PRTによる情報収集能力を推察することが可能になる、ISAF、PRTの裏をかく形で効果的な攻撃を仕掛ける機会を与えることになりかねない。

     次に、もう一点、アフガニスタン国軍、警察への訓練の実施状況を明らかにすれば、タリバーン、アルカイーダ等がアフガニスタン国軍、警察の能力を推察することが可能になる、攻撃に対するアフガニスタン国軍、警察の要員の脆弱性が増すことになりかねない。

     このようなことがありますものでありますから、今般提出させていただいた最大可能な範囲で調査の概要を今回お知らせしたと、こういうことでございます。

    ○藤田幸久君 今お話しになったことは、残念ながら、やはり目次の羅列というふうに受け止めざるを得ないと思っております。現場が重要だという話もこの委員会の委員からございましたけれども、現場に調査に行って今そのISAFの調査というふうに何か特定されたような言い方をしておられますが、この文書とも違っております。

     それで、やはりこの重要な調査に関してこの本院に関する負託の問題でございますので、委員長にお願いを申し上げますが、国政調査権の決議によってこのアフガニスタン調査に関する調査報告を資料として御提示いただくようにお計らいいただくことをお願い申し上げます。

    ○委員長(北澤俊美君) ただいま藤田委員から国政調査権についての議決の要請がございました。

     後刻理事会で協議をさせていただきます。

    ○藤田幸久君 時間も迫ってまいりましたので、これは通告にもございますけれども、今回の調査にISAFとアフガニスタン政府との間における軍事業務協定、MTAと言われておりますが、言わば地位協定のようなものでございます。各国がアフガニスタン政府とやり取りするのではなく、ISAFがまとめて軍事業務協定を締結をしていると。これには当然、ROEですね、交戦規定とか兵士の法的保護とか、それから装備品の関税措置とか等々含まれておりますが、こういったものに関して調査をされたかどうか、お答えをいただきたいと思います。

    ○国務大臣(河村建夫君) 本件調査、御指摘今いただいた調査は、ISAFの活動に関する具体的かつ運用にかかわる情報を対象とするものでありまして、具体的な調査結果を公表することになりますと、ISAF及びPRTの活動に支障を来すことになりかねない、かつ、調査内容を明らかにしないと、明らかにならないことを前提として、当方調査に協力した関係国との信頼関係を著しく損なうことになる、そういうことでありますので、こうした中身にかかわる点についてはお答えを差し控えさせていただきたいというふうに思います。

    ○委員長(北澤俊美君) 速記を止めてください。

    〔速記中止〕

    ○委員長(北澤俊美君) 速記を起こしてください。

    ○藤田幸久君 さっきから質問は極めて簡単な質問でございます。軍事業務協定についての調査をしたか否か、イエスかノーかでお答えいただきたいと思います。

    ○国務大臣(河村建夫君) 今お答えしたと思うのでありますが、この調査をやる、したかどうかということでありますが、ISAFの活動に関する具体的かつ運用に係る情報を対象とするものでありますから、具体的な調査結果を公表は差し控えさせていただきたいということであります。(発言する者あり)ISAFの方々と調査したわけでありますから、この軍事協定の内容については調査を、調査を……

    ○委員長(北澤俊美君) 速記を止めてください。

    〔速記中止〕

    ○委員長(北澤俊美君) 速記を起こしてください。

    ○国務大臣(河村建夫君) 失礼いたしました。

     イエスかノーかということでございます。イエスでございます。

    ○藤田幸久君 じゃ、軍事業務協定について調査をしたと。それで、そのことと本来の目的であるその我が国が行い得る活動、あるいはどんなことが可能かということについて、当然目的がそれでございましたから、その結果、つまりこのヘリコプターあるいは輸送機等を含めた派遣ができないかと、あるいは自衛隊の派遣ができないかということについての結論を、目的に対するこれ調査に行っているわけですから結論を得てきていると思いますけれども、どんな結論を目的に対して成果を得て調査団は帰ってきたんでしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) 調査団が結論を出して報告をしておるわけではありません。

    ○藤田幸久君 結論を出していないというのは、どういう調査報告を出しておられるんでしょうか、その成果として。

    ○国務大臣(河村建夫君) 中身にかかわることについてはお答えを差し控えさせていただきたいと思いますが、状況の報告を受けたと、こういうことでありまして、結論を持って調査団が帰ったということではないと、こういうことであります。

    ○藤田幸久君 状況の報告はあるわけですよね。

     それで、その状況によってこの目的、つまりどんなことが可能であるかということについて、状況が分かっておれば、この目的に対してどんな可能性があるかということに対する中間報告なり報告なりというものがあってしかるべきで、それが各大臣に報告されたと思うんですけれども、いかがでしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) 報告、状況報告は受けたわけであります。それによって御指摘のような結論を得る、またそれに向かって検討したということはやっておらないと、こういうことであります。

    ○藤田幸久君 趣旨のところでペーパーに、数少ない中身の部分で、「幅広く検討している。」とありますけれども、それに対して結論が出ていないというのはどういう意味でしょうか。

    ○国務大臣(河村建夫君) 政府は、これは検討をしているわけであります。ただ、それに対して結論を得るところに至っていないということであります、現時点において。

    ○委員長(北澤俊美君) この際、私の立場から官房長官に申し上げますが、先ほど国政調査権についての要請がございまして、後ほど理事会で協議をして結論を出しますが、再三私は申し上げておるんでありますが、昨年の七月の参議院選挙以来、当院においての政治状況は大きく変わってきておりまして、そういう中で審議が充実したものになるために様々な議論がされておりますが、国政調査権を議決で決めてやるということは当院にとりましても極めて重いことでございますので、しばらくまだ時間がございますから、政府の方においてはしかるべきこの状況を勘案して対応をしていただきたいと、なるべく自発的な資料の提出をさせていただければ私の立場としては大変有り難いと、こういうことを申し上げておきます。

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