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国際IC英国協会に広島の十字架が展示2025年08月12日

 ロンドンの国際IC英国協会本部にある、広島の原爆投下地点の十字架が、正面ホールに飾られました。広重の絵も後ろに置かれ、装丁を新たにしています。
 1950年に、戦後初めて出国を許された日本の各界の代表約70人が、スイス・コーのMRA世界大会出席を皮切りに、欧米を歴訪した際、その一人浜井信三広島市長が約50個の十字架を各国首脳などに贈呈した一つです。
 こうした歴訪を経て、「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」という原爆記念碑の碑文が作成されました。
 以下の説明版も設置されました。「この小さな十字架は、広島市の寺院内の400年の樹齢の巨大な神聖な楠から製作されました。この寺院には古代からの高貴な方々が祭られ、広島市が設立された際にその苗木が植えられたものです。この樹木の中心部だけが1945年8月6日に原爆が投下された後に唯一生き残りました。これら数十個の十字架の一つで、被爆者の一人でもある浜井市長が国際MRA(現在の国際IC)の創始者フランク・ブックマン博士にロンドンの45バークレースクエアーの自宅で直接に贈呈したものです。これらの十字架の他の受領者はローマ法王ピウス12世、ロンドンなどの市長、ウィンストン・チャーチル首相や、フランス、イラク、アメリカの首脳などです。」
 本年は広島や長崎の原爆記念日に関する報道も、英国で多くされています。戦後80年と併せて。