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The Oxfordshire Leaders' Meetingでスピーチ2025年04月10日
「The Oxfordshire Leaders' Meeting」でスピーチしました。
これは、州のLord-Lieutenant(国王任命による統監)、州議会議員、コミュニティやNGOのリーダーなどが設立したNGOです。驚いたのは、米国出身のLord-Lieutenant(総督)以下、インド、パキスタン、ミャンマー、ネパール、バングラデシュ、ナイジェリアなどの出身の人々が多いことです。そして、キリスト教の教会、イスラム教のモスク、仏教寺院などの相互訪問の日を設けて、市民間の相互理解の日のイベントを企画していました。
「白人の英国」から、「世界中の人々が共生する英国」へと一変しているのです。
私を招いてくれたのは、Anthropy Conference の John O’Brienさんと国際ICのRajmohan Gandhiさんの友人である。パキスタン出身のイスラーム教指導者Imam Monawar Hussainさんです。(写真3) The Oxford Foundationを創設して民族・宗教間の信頼醸成活動を行なっています。
私のスピーチの概要は以下の通りです。
「・1975年にRajmohan Gandhiさんが創設したSong of Asiaの一員として初めてオックスフォードを訪問した。アジアの青年と行動する中で、アジア諸国との和解活動をライフワークにしようと決心した。
・1979年に相馬雪香さんを支援して難民を助ける会を創設した。英国のOXFAMを参考にした。
・1980年に日産自動車が英国進出を検討していた。英国の労働組合の反対活動を心配した同社から、労働組合関係者との会談設置の要請を受けアレンジした。戦争中に日本軍と交戦し、反日感情の強い元英国軍人を日産自動車の石原社長などにも紹介した。この人は日本企業の英国進出を支援してくれた。
・1997年に国会でダイアナ妃への日本の参加を実現させたが、ダイアナ妃の地雷除去支援活動や対人地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)のノーベル平和賞が追い風になった。
・天皇陛下と雅子皇后様はオックスフォード大学に留学された。雅子皇后様のお父上の小和田恒元国連大使は、カンボジアでの対立の際に、カンボジアの要人を救って下さった。
・皆さんの会議を拝見し、「世界中の人々が共生する社会」と「全員が参加し、責任を持つ真の民主主義」を実現している姿に感動した。日本でも大いに学ばせて頂きたい」



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