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国際赤十字や難民高等弁務官が不要な世界を!2024年01月25日

世界宗教者平和会議(WCRP)新春学習会で、榛澤祥子赤十字国際委員会(ICRC)駐日代表と伊藤礼樹国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所代表の講演を聞きました。

榛澤さんのメッセージ「ICRCが必要でない世界が目標です」が心に突き刺さりました。世界中の紛争や迫害を根絶することが世界の最大の課題です。

私はこの二つの機関の支援活動を行ってきました。

40年程前にUNHCR駐日事務所が開設された際に、初代駐日代表のイクバル・アリモハメッドさんを支援し家族ぐるみの付き合いをさせて頂きました。(写真2、緒方貞子元高等弁務官、アシュトン元EU外務大臣、ブドゥラ駐日EU大使と)

また戦時下での捕虜や市民の保護を定めたジュネーブ条約は、第二次大戦中に日本が加盟していなかった為に、捕虜虐待などの批判を受け、戦後の講和会議などで日本の加入が求められました。しかし、日本の加入が遅れていたために、私は国会で度々加入を政府に迫りました。そして2005年に日本がやっと加盟することになりました。(写真3、国際赤十字委員会総裁で日本赤十字社社長の近衛忠耀さんと)ウクライナやガザなどの紛争地域でのこれらの機関の活躍の場が益々拡大しています。

しかし、命懸けで活躍する現場からの叫びを重く受け止めるべきです。

こうした機関が不要となる世界を目指すべきです。