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カンボジアで長男幸英の慰霊祭2023年03月19日

 19日はカンボジアで、長男幸英の慰霊祭を行って頂きました。
 1997年に中学3年生だった彼は建物から転落して昇天しました。その前日に「将来、僕はお父さんのようにカンボジアで援助活動をしたい」と言っていました。そこで、親友のソン・スーベールさん(枢密院委員、元国会副議長)にカンボジアの寺院に彼の分骨をさせてもらえないかとお願いしたところ快諾してくれました。しかし、驚いたことに、彼のお骨はスーベールさんの父ソン・サン元カンボジア首相家の仏舎利塔の中に、その後他界したソン・サンご夫妻などと一緒に安置されているのです。(写真2)
 慰霊祭にはカンボジアの関係者の他、難民を助ける会(AAR)プノンペン事務所の向井郷美代表と山本啓太さんも出席して下さいました。(写真3)1979年に相馬雪香さんが設立したAARのカンボジアにおける難民支援活動は、1980年に私が会ったソン・スーベールさんの協力で始まったのです。
 この仏舎利塔は、プノンペン郊外のソン・スーベールさんが運営する孤児院に隣接しています。その孤児の皆さんが、踊りや日本語の歌を歌って下さいました。(写真4)
 ソン・スーベールさんには感謝し過ぎることはなく、幸英やカンボジアのためにさらにお手伝いしたい、との深い思いでカンボジアを後にしました。