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明けましておめでとうございます2023年01月02日

皆さん。明けましておめでとうございます本年もよろしくお願いいたします。  元旦は、昨年引っ越した新居に親戚3家族が集まり、持ち寄りのおせち料理を頂きました。  その後、MHKBSの「欲望の資本主義2023 逆転のトライアングルに賭ける時」を見ました。インフレ、乱高下する円、エネルギー問題、膨張する債務…。混迷の中、世界の知性の意見を直接伺うことできました。  フランスの経済学者ジャック・アタリさん(写真2)は、「アメリカは膨大な債務と政治的分断で弱体化している。欧州は戦争と分断が起きている。日本では債務と高齢者人口が増えている。中国は混乱している。そんな中アメリカは最もマシなだけです」と消去法での「超大国」アメリカを表現しました。  日本を含めた内外の知性が、日本の「失われた30年」の原因について語った後、フランスの歴史人口学者エマニュエル・トッドさん(写真3)は、「日本は1930年代~1940年代の敵と和解することです。中国、韓国、ベトナム、インドネシア、フィリピンなど過去の全ての敵と仲直りすべきです。フランスとドイツもお互いのために和解しました。日本も心から関係を回復しあうことが重要です」と指摘しました。「歴史と対話し開かれた日本」と。  混迷を続ける日本を振り返り、野口悠紀雄一橋大学名誉教授が「戦後蓄積したものをバブルとその崩壊で全て台無しにしてしまった」と分析し、森田長太郎SMBC日興証券チーフ金利ストラテジストは「これだけの長期債務の原因の分析すら行われていない」と指摘しました。  番組を通して「政府、企業、市民社会のトライアングル」が節目節目に登場しました。世界中で、相互のバランスが度々崩れているのです。  それを逆転するトライアングルとは、「人々がアクセスできなければ変化はおきませんよ」(写真4)と「効率性➕公平性 信頼の民主主義があってこその資本主義」(写真5)とが響きました。政治の舵取りの重要性です。