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2009年09月21日日米機軸と国連中心を両立させる鳩山外交

鳩山首相が国連総会などに出席するためにニューヨークに出発しました。



      (共同通信)


 


実は、私が8月上旬に訪米した際、ニューヨークとワシントンで、内々その情報収集のお手伝いもしました。71日にバン・キムン国連事務総長来日した際、会談をセットし、その席で鳩山代表から、「日本の総理は国連総会に出席すべきであると思います。そしてそれまでに政権交代を実現させたい。」と言っていただきました。


8月の訪米で、国連関係者、日本大使館、アメリカ政府関係者、その他の有識者から得た情報は以下の通りです。


 


今年の国連総会は、以下のように、前代未聞の首脳会議の連続である。


922日(火)気候変動問題に関する特別首脳会議


       米、英、独、中、ロ、韓、印など百近くの国の首脳が出席。


  23日(水)国連総会初日


       事務総長、オバマ大統領、ブラジル大統領など各国の国会元首の演説。


  24日(木)国連総会第二日      


       核問題に関する安保理理事国首脳会議 米国提唱で、オバマ大統領が、議長を務める。日本を含む15の理事国首脳が出席。


  25日(金)G20金融サミット(ピッツバーグ)


       


しかも、今年は以下のように異例づくめである。


●オバマ大統領と胡錦濤中国国家主席にとって初の国連出席である。加えて、オバマ大統領が気候変動問題に関する特別首脳会議と核問題に関する安保理理事国首脳会議を提唱し、後者では議長を務める(9月はアメリカが議長国の月なので議長を務める)


日本は今年安保理非常任理事国であるため、この理事国会議に出席できる。日本の首相の安保理理事国首脳会議出席は宮沢総理以来とも言われる程稀である。


●スーザン・ライス駐国連大使(初の閣僚級大使)「米国は、国連に戻ってきた。米国は国連をねじ伏せ、友好国をはねつけてきたツケを支払わねばならなかった。米国は、傲慢さや弱いものいじめによってではなく、忍耐強い外交と、堅実な決意によって私たちに共通の安全保障を強化することができる。米国が過ちを認め、必要な軌道修正を行うという範を示すことによって、他の国々もより多くの地球的な負担を担ってくれるだろう。オバマ大統領が述べたように、国連は完全ではないが、不可欠な存在である」(ニューヨーク大学での講演、812日)


●つまり、日米機軸と国連中心主義の日本外交の二つの柱が近づき、日本はその両立を目指し易い環境にある。


●各国の首脳と4日連続で食事も含めて同じ会議で交流することができる。


●国連総会での演説は、新首相の国際社会でのデビューであ


 り、日本での60年ぶりのチェンジ!の報告ができる。世界


 に対するビジョンや日本の貢献、外交の理念や構想などに


 ついての発信となる。


●かつて、中曽根総理は、国連に丸1週間程滞在したこともある。宮沢総理の時も比較的長い時もあった。しかし、2001年以降の日本の首相の出席は9年間に4回。かつ過去2回は24時間の滞在。2006年以降の首相出席は、昨年9月の麻生首相の24時間出席しかなく、日本の国連軽視が目立っている。従って、国連などの会議に4日連続で日本の首相が参加する意義は極めて大きい。


 


 こうした歴史的な舞台での「鳩山外交」の成功を祈ります。


 


    


 


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