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  • 【2009年1月26日】

    20日(日本時間21日)のオバマ大統領の演説を多くの皆さんが聞き入ったことと思います。


     


    複雑で物質主義と間接情報の多い現代に「ヒーロー」が存在するという実感を持ちました。そして神から使わされたような英雄が、この8年間世界で最も嫌われていた国の一つ、アメリカに現れたのです。


     


    私は2004年7月のアメリカ民主党大会に当時の岡田克也民主党代表のお供で、国際局長として出席しました。


     


    年に一度のアメリカの政党大会の入場券を手に入れるのは至難の業で、当時のベーカー駐日大使やフォーリー前大使など超党派の人脈を駆使してやっと手に入れることが出来ました。ボストンで開かれたこの大会の目玉は勿論ケリー大統領候補でしたが、彼が演説する最終日の切符は手に入らず、その確か2日前に大きなアリーナに入ったところ、そこで演説していたのがオバマ上院議員でした!


     


    年生議員でありながらその卓越した演説で売り出し中とのことでしたが、絶叫調でもなく派手なジェスチャーもない伝道師のような静かに説得するような演説でした。


     


    今回の就任演説で特徴的だったのは、象徴的な深い意味のある言葉を散りばめたことと、誰にも意味がわかる内容を敢えて間接的に表現したことです。


     


    例えば、「私達の国は、暴力と憎しみの際限ないネットワークと戦っている」というのはアメリカが世界から嫌われてしまったブッシュ大統領の失政を現しています。


     


    また、「先人は軍事力だけが私達を守るのではないことや、またそれを好き勝手に使えないことを知っていた。」「イスラム世界との関係では、互いの利益と互いの敬意を基本として共に歩む方法を探す」とは、こうした政策の転換を簡明に表現しています。


     


    演説で彼が訴えたことは「変えてはならない価値はしっかり守り」、「変えなければならない政策はしっかり変える」ということでした。


    新大統領の理想と行動が世界に大きな力と勇気と希望とを与えてくれることを心から期待しています。と同時に、日本でもそうしたチェンジをしっかりと実現したいと思います。


     


    (以下の写真は2004年7月のアメリカ訪問から)


     


    photo1 


    (アメリカ民主党大会のアリーナで。岡田代表と)


     


     


    (新駐日大使が有力なハーバード大学ジョゼフ・ナイ教授と)


     


     


    (9.11調査報告を発表直後のハミルトン元下院外交委員長と)


     


     


     


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