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民主党戦後処理PT、捕虜問題小委員会設立2009年05月22日
民主党戦後処理PTの「捕虜問題小委員会」が設立されました。これは、「中国人強制連行小委員会」、「遺骨収集小委員会」に次ぐ、三つ目の小委員会で、小委員長は峰崎直樹議員、幹事長が私、事務局長を大島九州男議員が務めることになりました。第1回勉強会が5月20日(水)に開かれ、米軍元捕虜のハインバック氏よりヒアリングを行いました。
ハインバックさんは1941年12月に米陸軍航空隊の軍曹としてフィリピンのミンダナオ島に配属。42年5月に日本軍の捕虜となり、同島や三重県四日市市の収容所を経て、45年6月から9月の間、富山市の製鋼所に設けられた収容所で過ごしました。
1日12時間以上の労働やごはんとみそ汁だけの食事のため、98キロあった体重は44キロにまで落ちたとのこと。
ハイムブッフさんは収容所があった富山市の日本曹達岩瀬製鋼所(当時)や四日市市石原町にあった現在の石原産業四日市工場を訪れました。
ハイムブッフさんは「日本の人々に敵意はない。収容所でひどいことをしたのは一部の監視員だけだ。私たち兄弟は(兄弟も捕虜になっていた)、石原産業に賃金の支払いを求めて、アメリカで訴訟を起こしたが、最高裁で却下された。私たちは日本政府にお金などは求めない、私たちが捕虜として過酷な労働をさせられたという事実を認めてほしい。我々の尊厳です。もう数年すると、今生存している数人の私たちはこの世からいなくなってしまう」と訴えました。
1990年からの「平和友好交流計画」で日本政府は、イギリス、オランダ、豪州の約1300人の元捕虜を日本に招待しましたが、米軍捕虜は除外されています。
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