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ワシントン訪問報告(参議院経済外交調査会派遣)2017年09月09日
ワシントンでは、ジョセフ・ユン国務次官補代理(私の右隣)と1時間懇談しました。北朝鮮問題の担当で、先日も、帰国後死亡したアメリカ人学生の救出にピョンヤンを訪問しています。私にとっては5月に続いて2回目の会談です。 アメリカにとって今や最大の課題となったこの問題に対して、冷静に対応している姿勢が頼もしく感じました。他方、アメリカのアジア政策の基本姿勢や、沖縄問題に関する質問に対しても丁寧に答えてくれました。今回の訪米の大きな目的の一つである、米国民主主義基金(NED)を訪問しました。ヘイグ副所長などに加え、関係団体である民主党のシンクタンク、全米民主国際研究所(NDI)、共和党のシンクタンク、国際共和協会(IRI)、アメリカ労働総同盟(AFLCIO)系の国際労働連帯センター(ACLJS)、経営者団体の国際民間企業センター(CIPE)の代表も同席して頂きました。 アメリカでは、国の予算で議会や政党などが様々な外交活動や対外援助活動を行うために、1992年にNED設立の法案が通り、以来国務省とも連携して大きな成果を上げてきました。先進欧米諸国には同じような組織があり、日本でもこうした組織の研究を始めようというのが、今回の参議院調査会の考えです。
ティナ・タイタス下院議員(上)とピッティンジャー下院議員(下)と会談しました。タイタス議員は、トランプ政権が国務省予算を3割カットする方針を決めた中で、全米民主主義基金(NED)による海外での民主化支援活動は重要である主張して予算を増額した経緯を話して下さいました。 ピッティンジヤー下院議員は、最近オーストラリアで開催されたサーバーセキュリティや安保関係に関する国際会議の成果について説明してくれました。
フーバー研究所フェローのマイケル・オースリンさん(写真上)は最近、「アジアの終わり」という本を出版しました。ヘリテージ財団のウオルター・ローマンアジア研究センター部長とクリスナー研究員と懇談しました。(写真下)北朝鮮問題や沖縄問題について意見交換を行いました。
佐々江駐米大使と懇談しました。ワシントン駐在もほぼ5年。二代前の加藤良三大使の7年に次ぐ長期駐在とのこと。日米関係の真の意味での良好関係のために、さらに活躍してほしいと思います。
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