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菅総理最後の国会答弁で、退陣の思いを語る2011年08月24日
23日、参議院財政金融委員会が開かれ、菅直人総理が今国会で最後の答弁を行いました。
特例公債法という今国会の最重要法案が7時間の質疑を終え、一両日中の採決を待つだけとなりました。
(左)菅総理大臣 (右)野田財務大臣
菅総理は、この日の閣僚懇談会で閣僚に30日にも総辞職の準備の可能性を指示した他、委員会で自分の責任の取り方、残された閣議での引き継ぎ事項への対応、デフレ対策などについても踏み込んだ発言をしました。
後半の2時間半答弁を行った菅総理に対し、委員長として、私は冒頭に以下の発言をしました。
「菅直人総理に一言申し上げます。
本日の委員会は、菅総理が今国会において答弁される最後の機会かと承知しております。
東日本大震災以来の不眠不休の対応に心から敬意を表するとともに、その努力と行動が今後の被災地の復興と日本経済の再生に活かされるよう、次の国会以降も、仮に今とは違う立場になっても、全力で取り組んで頂きたいと思います。また、巡礼者のように被災地を訪問して頂きたいと思います。
他方、福島原発問題へのこれまでの対応と情報とを全面的に開示して、今後の人類と科学の前進の共通の財産として活かされるよう善処を願いたいと思います。
本日は、特例公債法という今国会の最重要法案の答弁に当たり、財政金融委員会という品格のある委員会ですので、政府の責任者としての思いのたけを是非忌憚なくお話し頂きたいと思います。」
委員会終了後、菅総理から電話があり、「自分の思いを語れるいい機会を作って頂き、ご配慮有難うございました」と話されました。
インターネットで審議が見る事が出来ます。
国会審議中継(財政金融委員会、23日)
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