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全抑協会長とロシア大使・日赤社長を訪問2011年05月26日

 25日、ベールィ駐日ロシア大使を表敬しました。

           

         左から)全抑協 有光健事務局長、岡野工治理事、猪熊得郎理事、

           ベールィ駐日ロシア大使、平塚光雄会長、谷博之参議院議員

         

                ロシア大使との面会後、日本赤十字社にて:

      左から)谷博之参議院議員、全抑協 猪熊得郎理事、平塚光雄会長、

          日本赤十字社 近衛忠輝社長、岡野工治理事、有光健事務局長

 シベリア抑留者協会の方々に同行したものです。

 冒頭、べールィ大使からは東日本大地震で被害に遭われた方々への弔意、また被災地での被災者の勇敢な姿に感銘を受けたと述べられました

 私からは、今回の震災・原子力事故に関してロシア政府の対応の早さや原発対応への助言に対し感謝の意を述べさせていただきました。

 元シベリア抑留者の一人、猪熊得郎氏は当時最年少17歳で入隊しその後当地ロシアで捕虜になり抑留生活を送ったという体験を述べて下さいました。

 捕虜として心の傷は癒す事はできないが、抑留生活では現地のロシアの方々に大変親切にして頂いたという心温まるエピソードを述べて頂き、一同目頭が熱くなる場面もありました。

 意見交換後、べールィ駐日大使から過去を出来るだけクリアーにし、現在、未来に向け日本とロシア両国の関係がより友好に向かうよう尽力したいというお言葉を頂きました。

 元シベリア抑留者らでつくる「全国抑留者補償協議会(全抑協)」は2011年5月23日を持って32年の活動に幕を閉じ、元シベリア抑留者らと支援者らが共同でつくる「シベリア抑留者支援・記録センター」へと体制を変えました。

平均年齢84才で、会員が集まることも難しくなったという理由です。また、昨年2010年6月、元抑留者に25万~150万の特別給与金を支払う「シベリア特措法」が成立したことも大きな区切りとなりました。

 私は、これまで先の大戦で捕虜になった元アメリカ兵や元オーストラリア兵の方々への支援も行ってまいりました。

 今後とも、シベリア議連副会長として支援をしていきたいと思っています。

 抑留者の方々のご健康を心よりお祈り申し上げます。

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