ブログ
独コール元首相の孫はアジア通2025年06月27日
27日にドイツの国会で、ベルリンの壁崩壊時の首相、コール元首相の孫にあたるJohannes Volkmann議員と会談しました。オックスフォード大学や北京大学でも学位を取得したアジア通の28歳です。
「戦後のドイツとフランスの和解を担ったアデナウアー首相が、なぜ国内世論の批判を浴びたのですか」との私の質問に対し、「国民は憎しみが残る敵国との和解には反発するもので、国の指導者が先に進むことが重要です。互いに指をさし合う関係を超えることです。また、先祖の代が犯した過去の過ちに責任を持つことは決して恥じではなく、誇りです」との答えてくれました。素晴らしい若手政治家が生まれたと、希望を頂きました。
26日にはFriedrich Naumann 財団理事長で、Liberal International代表のKarl-Heinz Paque教授(元大臣)とお会いしました。ドイツにはアデナウアー財団、エーベルト財団など政党がシンクタンクを持っています。その設立の経緯を聞くと、「戦前のヒットラーの台頭を許した過ちを犯さないために、民主主義を守るために設立された。政党の政策には縛られずに独自の政策を打ち出せることが重要だ」と答えました。
お二人との対談の動画は、近々公開いたします。



←前へ|
- アーカイブ
-