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スイスの「人間の安全保障」会議に出席中2008年07月23日
20日から、スイスのコー(Caux)で開催されている国際IC協会(Initiatives of Change,旧名称Moral Re-Armament,道徳再武装)の「人間の安全保障」国際会議に出席しています。国際ICは国連認可のNGOで、第二次世界大戦前夜の昭和13年に「人が軍備によって再武装するのではなく、道徳と精神の力によって再武装することが平和を実現する道である」とするフランク・ブックマン博士の提唱によりイギリスで始まりました。これは、ワシントン軍縮会議を傍聴した博士が、「優れた和平案も、人の心を変えない限り無意味である。対立する相手や国を変えるには、まず自分の国、そして自分が変わることだ」と感じた事がきっかけです。
以来国際ICは、あらゆる民族や宗教にも共通する道徳(心)を基盤として、EU設立の前提となった独仏の和解に貢献した他、近年もソマリヤやカンボジアの紛争当事者、ユダヤ人とパレスチナ人などをスイス・コーの会議に招いて和解の橋渡しを行ってきました。
国際ICはまた、戦後日本の国際社会への復帰や、アジア・太平洋諸国との和解や賠償問題の解決などに貢献しました。IC精神は、日本の労使関係改善や荒廃した社会再建のための潤滑油となりました。これまでに多くの政治家や経済人がICの国際会議に参加しています。片山哲、岸信介、福田赳夫、中曽根康弘、加藤シヅエ、羽田孜、谷川和穂、鳩山由紀夫、狩野安、江田五月各氏など多くの国会議員がスイス・コーの世界大会に出席しています。
国際ICスイス財団理事長はサヌーン前国連事務次長が、また国際IC日本協会会長は橋本徹ドイツ証券東京支店会長(元富士銀行会長)が努めています。私はこの日本協会の専務理事を1996年の衆議院選挙まで務めていました。
国会には「国際IC推進議員連盟」という超党派の議員連盟があり、羽田孜代議士が会長、河村健夫代議士が副会長、私が事務局長を務めています。
22日に私もスピーチをすることになっています。
(質問するクレア・ショート元イギリス国際開発大臣)
(フルブライト奨学基金のフルブライト元上院議員夫人と)
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