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  • 【2008年7月28日】

    IC国際会議の4日目は「国際社会は、宗教的・文化的な違いを超えて共通の基盤を築くために、どのようにして協働することができるか?」というパネル・ディスカッションが行われました。


    私もパネリストとして参加しましたが、他のパネリストは、モザンビークの内戦終結に活躍したイタリアのマリオ・ギロ氏、世界的な人道援助団体CRSの東アフリカ諸国の平和構築・司法担当でコンゴのジョン・カトゥンガ氏、フランスのアラブ人権協会理事長や「アル・インサム誌」の編集長などを務めたチュニジアのリダ・ドリス氏、司会はエジプトの女医モナ・マズクさんが務めました。


     


    これらの皆さんは、様々な立場で、宗教、人種、文化などが入り乱れた紛争の解決や仲介に、命がけで貢献してきた方々で、そうした生の経験を語りました。


     


    私は、まず、73日に札幌で開催された、世界宗教者平和会議(WCRP)国際委員会などが主催した「平和のために提言する世界宗教者会議」による「札幌からの呼びかけ」を紹介しました。世界70以上の国及び地域にまたがる世界最大の宗教団体の連合体を代表する宗教指導者は、過去二回のG8サミットに続き今回も洞爺湖サミットに対する呼びかけを行いました。


     


    私は、この呼びかけの中の「宗教コミュニティーは、平和を構築する役割を持つ。その役割にふれる前に、私たち、すべての宗教が、時には暴力の助長するために誤って使われてきたという事実を、心からの悲しみを込めて認めるものである」という一節を紹介しました。そしてイラク、アフガニスタン、中東などの「自爆テロ」などの憎しみの深さを見るにつけ、こうした謙虚な宗教者による憎しみを癒す取り組みがますます必要です、と訴えました。


     


    また、私は、9.11のアメリカの同時多発テロで一人息子を失った日本人の父親が、深い悲しみを乗りこえて、たびたびアフガニスタンを訪れて子どもの教育支援活動を続けていることと、同じく9.11で息子を失くしたもう一人の父親が、イラク戦争が始まった際に「武力によってテロを撲滅することはできない」としてイラク戦争への反対を表明したことを紹介しました。


     


    そして、宗教とは別に、一般市民が持っているこうした素朴で慈愛に満ちた精神性から学び、活かすことが大切ではないでしょうか、と訴えました。


     


     会場では、2003年の庭野平和賞を受賞したオックススォード・リサーチグループの創始者で、核兵器政策の賛成者と反対者との対話を行っているシラ・エルワーシー女史やインド独立の父マハトマ・ガンジーの孫のラジモハン・ガンジー教授などが聴いて下さり、パネリストの発表に賛同して下さいました。



     


     


     




     





     


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