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高エネ研(KEK)・J-PARC(原研)視察2008年07月10日

 9日、同じ民主党の郡司彰参議院議員・内藤正光参議院議員と共につくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)と東海村の日本原子力研究開発機構のJ-PARCセンターを視察しました。

 

 午前中に訪れた高エネルギー加速器研究機構(KEK)では、鈴木厚人機構長・平山英夫理事らの案内で、Bファクトリー実験施設・放射光科学研究施設・先端加速器施設を見学しました。広大な敷地内は、研究所のバスで移動したのですが、この研究所は、研究学園都市建設が始まったつくばの地に、筑波大学よりも早い1971年に高エネルギー物理学研究所として誕生したそうです。以来37年、着実に成果をあげ、この分野での世界のトップレベルを維持しています。

 

 午後に訪れた日本原子力開発機構(JAEA)では、永宮正治センター長らの案内で、本格稼動を控えたJ-PARC(大強度陽子加速器)センターの、物資・生命科学実験施設・50GeVシンクロトロン・ハドロン実験施設を見学しました。

 

 J-PARC(大強度陽子加速器施設計画)は、2001年に日本原子力研究開発機構(JAEA)と高エネルギー加速器研究機構(KEK)が共同でプロジェクトをスタートさせた、まさに国家プロジェクトといえる規模の研究開発計画です。今回の視察であらためて、我が国の研究開発レベルの高さを知りました。科学技術の研究開発に携わる技術者の皆さんのご努力に敬意を表したいと思います。また、このような研究が、世界に対する日本の国際貢献にもなる、という事にも深く共感いたしました。海外からの大勢の研究者に対しての受け入れ態勢が、欧米と比べて脆弱であるという我が国の現状についても、何らかの改善の施策が必要と感じました。

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