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外務省、元米国捕虜全員の日本招聘を決定2015年06月17日

 16日の外交防衛委員会で質問しました。

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 私が長年取り組んでいる米国や豪州などの元捕虜(POW)の方々の支援について岸田外務大臣に質問しました。
 私は戦後70年に当たる今年、平均年齢が90歳を超える米国や豪州の元捕虜の方々を多く日本にお招きし、和解の象徴にすべきではないかという提案を安倍総理や岸田外務大臣に度々行って参りました。特に米国元捕虜の招聘は他の国よりはるかに遅れて2009年から始っており、昨年来日した方々の平均年齢が94歳であり、物理的に来日可能な方々が少なくなってきているという背景があります。
 4月の安倍首相の訪米の際に夕食会に、私の友人で、フィリピンの「バターンの死の行進」に参加した元捕虜のレスター・テニーさんを招いてくれたことは有難いと思いました。そこで、岸田外務大臣に戦後70年の象徴的な特別事業として、米国と豪州の元捕虜の方々で、来日を希望し、健康等の観点から来日可能な人々が26人とも聞いており、その全員の招聘を度々提案してきているが、その進捗状況をうかがいたい、と質問しました。
 それに対し岸田外務大臣は、この招聘は心の和解として非常に重要であるので、その26名の全ての方々を招聘する方針で準備に入っていると答弁しました。

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普天間飛行場代替施設の建設費の詳細が明らかに

 また、普天間飛行場の代替施設の建設費について昨年3月、当時の小野寺防衛大臣から、総事業費が少なくとも3500億円以上との答弁を引き出していましたが、中谷防衛大臣に、更なる詳細を質問しました。

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 これに対し中谷防衛大臣から以下のような詳細が明らかになりました。

中谷防衛大臣:
「普天間飛行場の移設に関する経費につきまして、正確な数字をお示しすることは困難でございますが、大まかな見積額として少なくとも3500億円以上と見込んでいるところでございます。 その内訳としましては、環境影響評価に要する経費として100億円、埋め立て・湖岸工事・仮設工事等に要する費用として約2300億円、滑走路・駐機場・格納庫・燃料施設等の飛行場施設整備に関する費用として約500億円、キャンプシュワブの既存施設の再編工事に要する経費として約600億円見込んでいたところであります。 合計少なくとも3500億円以上ということになっております。

藤田幸久:
「それから、防衛大臣、岩国飛行場の沖合移設事業の総事業費及び工期、埋め立て規模と埋立工事費を明らかにされたい。」

中谷防衛大臣:
「岩国飛行場滑走路移設事業につきましては、同飛行場の騒音問題等を解決するため、滑走路沖合へ1000メートル移設をするために工事が行われました。 当事業の総事業費は約2500億円、平成8年度に着工いたしまして平成22年度に完成をいたしました。また、埋め立て規模は約213ha、埋め立てにかかる敷地造成に要した経費は約1500億円となっております。」

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藤田幸久:
「例えば、静岡空港の本体建設費用490億円でございます。 辺野古は1200億円でございます。 ということは静岡空港の本体建設費用は辺野古の半分以下でございます。 それから今おっしゃった岩国飛行場は213haですけれども、総事業経費が約2500億円でございます。 ということは辺野古は160haでありますから、辺野古よりもはるかに大きな岩国が2500億とはるかに低いんですね。 これはサンプルで申し上げましたが、全部と比較しましても、辺野古の建設費の方がはるかに高いですね。 なぜ辺野古の建設費が高騰したのか。 その理由についてお答えいただきたい。」

中谷防衛大臣:
「普天間飛行場の移設、また岩国飛行場との違い、これは民間空港と比較した場合でございますが、一概にお答えすることは困難ですけれども、一般論として申し上げれば、海上埋立の有無や規模によりまして総工費は異なるところでございます。 また、埋め立ての深さなどの立地条件によって採用する工法が異なっております。 また資材の供給元が遠方にあればその輸送費を見積もる必要があるなどの経費面の違いが出るものと考えております。 岩国飛行場の沖合移設事業との経費面の違いにつきましては一例を挙げるならば岩国で使用した埋立土砂は飛行場近方の双子山から調達をしております。一方、普天間飛行場代替施設建設事業では使用する埋め立て土砂につきましては県外を含め調達することとしており、土砂の輸送コストを要することから、岩国飛行場の所要経費に対して辺野古は多く見積もっているものでございます。 また、岩国飛行場の沖合移設事業は、滑走路を沖合に移設する事業でありましたが、普天間飛行場代替施設建設事業は、普天間飛行場の移設に対してキャンプシュワブの既存施設等の再編成を行うことにしておりまして、そのための経費約600億円を現時点で見込んでいる点にも違いがあると考えています。」

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