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寺島実郎さんに講演して頂く2015年06月17日

 6月15日水戸の三の丸ホテルで、藤田幸久後援会主催で、日本総合研究所理事長寺島実郎さんに、「アベノミクスの幻想と茨城県幸福度アップ戦略」というテーマで講演して頂きました。
 主なポイントは以下の通りです。
〇安倍政権誕生以来の「株高」は、日本人の機関投資家は3.2兆円の売り越しであるのに対し、ヘッジファンドなどの外国人機関投資家による買い越しが20.8兆円という、外国人による「投機的な株高」である。
〇それに加えて、政府は昨年秋から年金積立金を管理するGPIFのこれまでの国債中心の運用から、株式投資への割合を増やして株価を上げている。アメリカでは年金基金の株式運用を禁止している。保険料納付確保は可能か、崖っぷちの選択に踏み込んだ。
〇過去12年間に、製造業の雇用が225万人減少、建設業が128万人減少し、サービス業が471万人増えたが、平均雇用者報酬は年に328万円減った。勤労者の年収が平均で60万円減った。ワーキングプアーや生活保護者が急激に増大した。
〇アベノミクスは金融政策に過剰依存した「バブル再び」の成長幻想に終わりかねない。
〇実体経済を軌道に乗せるために、長期的な国土のグランドデザインと、「脱・工業化先進モデル」による真の成長戦略が必要である。
 講演会の後、懇親会に移り、原中勝征藤田幸久後援会顧問(前日本医師会会長)、和田浩美連合茨城会長、山田守全国不動産政治連盟会長からご挨拶を頂きました。その後、高橋靖水戸市長他の市町村長などのご挨拶の後、大槻和夫茨城県酪農政治連盟会長の音頭で日本酒で乾杯をさせて頂きました。
 森永和男茨城県歯科医師会会長、廣瀬淳一茨城県酒造組合会長、宮田満男水戸市倫理法人会会長に続き、総合格闘家(元修斗ミドル級王者)の桜井マッハ速人さんからも熱い激励を頂きました。

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