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  • 【2014年1月26日】

      活動報告

    2014年1月26日

    テレビ朝日「報道ステーションSunday」放送記録 (2014年1月26日 10:00~)[PDF]

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    長野智子キャスター: さて、続いては特集です。 こちらなんですが、テレビ初公開になります。 アメリカのオバマ大統領の直筆の手紙なんです。 ちょうどこちらに「ホワイトハウス」と書いてあって、マークも入ってますよね。オバマ大統領、直筆の手紙を書くと言うことは非常に珍しいことだそうです。 で、この中身は何が書いてあるかと言いますと、「普天間問題を多くの困難の中で、道筋をつけたこと」に感謝の言葉が綴られているんですね。 で、こちらにバラク・オバマというサインが書かれています。 現在、普天間基地の辺野古移設が進められているんですが、実はこの手紙が書かれる前なんですが、極秘に進められて、アメリカ側も理解を示したある一つの移設計画があったんです。

     

    Sunday報道ステーション: 極秘交渉の舞台裏 特集“幻”の普天間基地移設案

     

    稲嶺名護市長: (辺野古)埋め立てが前提の協議ならすべてお断りする。 

    ナレーション: 地元が突き付けた民意はNOだった。18年もの間漂流し続ける普天間問題。 だが、解決に限りなく近づいた時があった。 それは、意外にも鳩山政権末期のこと。 迷走の陰で進められた水面下の交渉とは。 

     藤田幸久: 特命を受けたミッションだったと思います。

     小川和久(軍事アナリスト): バカヤロー

     ナレーション: そして、今初めて明かされる「腹案」。

     鳩山由紀夫: タイミングというものを間違えたのかなぁと。

     ナレーション: 普天間基地。 幻の移設案。 その交渉の舞台裏に迫る。

     ナレーション: 一枚の写真を入手した。 日米首脳の貴重なオフショット。 添えられた紙にはこう書かれていた。 「公邸内の茶室で“Trust Me”と申し上げました。 友紀夫」。 鳩山は当時、最低でも県外と公言し、普天間の新たな移設先を模索していた。 背景にはオバマ大統領からのこんな言葉があった。 

     鳩山: 政権交代したのだから、全てがそのままである必要はないんだ。 柔軟であっていいんだ、という話をオバマ大統領から伺った。 オバマさんの頭の中にも決して「辺野古じゃなきゃいけないよ」という気持ちはなかったと思いますよね。 

     ナレーション: その三日後(2009年11月16日)、鳩山は総理官邸にある人物を招く。 軍事アナリストの小川和久だ。 この後小川は総理の勅命で奔走することとなる。 そのミッションとは、普天間の新たな移設先をアメリカと水面下で交渉することだった。 これは小川が鳩山に提示した移設計画。 「普天間飛行場のキャンプ・ハンセン移設」。 普天間をキャンプ・ハンセンに移設する。 計画の第一段階は一刻も早い危険の除去だった。 

     小川: 約48時間でヘリコプター基地を作って移駐させちゃうと、もうその時点で普天間は閉鎖できる。 

     ナレーション: 他の基地にヘリコプターを移動し、仮の基地を作る。 米軍関係者も2日で可能と認めているという。 

     鳩山: 普天間の緊急な危険性を除去する手としては大変面白い案だなと思いましたね。 ですから、説得力はありました。 

     ナレーション: 同席したのは、民主党国際局長(当時)の藤田幸久。 まず藤田が動き出す。 小川案を手にアメリカへ飛んだ(2010年2月)。 

     藤田: 極めて機密、限られた方々のみ知る、特命を受けたミッションだったですね。

     ナレーション: その時の記録には、(上院議員ジム・ウェッブ氏の発言)「自分は日本における政治的現実を理解しており、非常に価値ある見方だ。 (元国務副長官アーミテージ氏の発言):普天間の辺野古移設案は見直しうると思う。 アメリカは日本の決断を待たなければならない。 中には辺野古案に否定的な意見もあった。 (ライシャワー東アジア研究所: ケント・カルダー所長の発言)「危険除去が当初の目的で、湾岸にはみ出す必要がなかった。 現行の普天間案(辺野古案)は実行可能ではない。 アメリカ側の反応は好意的なものであった。 そもそも辺野古案には問題があるという。 

     小川: 海兵隊は地上部隊が主力でしょ。 (有事の際は)この地上部隊は4万人、5万人の規模で動いてくるわけです。 あと、海兵隊が使う装備のかなりの部分は空軍の輸送機でどんどん降ろす。 集積するスペースが(辺野古には)無い。 

     ナレーション: 有事の際、普天間より狭い辺野古では部隊などを収容しきれなくなる。 さらに、1800Mの滑走路では大型輸送機も離着陸できない。 実はアメリカ側も滑走路の短さを認めている。

     ケビン・メア: 1800Mの滑走路が長くないのはわかる。 でも代わりに民間航空の滑走路を使えるようにする。 

     ナレーション: 米軍高官も小川に対し、こう述べている。 「海兵隊にはがまんしてもらった。 一日も早い普天間決着のため政治的に抑え込んでいる」。 2010年4月16日、小川は自らの案を英文化しアメリカ政府側に手渡した。 そこには、普天間返還までのロードマップも添えられていた。 文章を見たアメリカ政府関係者は、「日本側からの初めての具体的な提案だ」。 アメリカ側も理解を示した小川のハンセン移設案。 どのような内容なのか。

     ナレーション(海兵隊訓練の様子:キャンプ・ハンセン): 沖縄県中部にあるキャンプ・ハンセン。 実戦配備に向け、海兵隊が訓練を重ねる基地だ。 

     小川: キャンプ・ハンセンの南側に海兵隊の建物がずらっとある。 それを取り払ってその上に造る。 そこはもともと終戦間際にアメリカ軍が10日間で造った滑走路の跡なんだ。 

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    ナレーション: 現在の航空写真。 そこに沖縄戦当時の航空写真を重ねる。 すると巨大な飛行場が浮かび上がる。 本土爆撃のため、米軍がわずか10日で造り上げたチム飛行場だ。 この飛行場跡を使用すれば、海を埋め立てるよりはるかにコストも安く工事期間も短く済む。 この点にルース大使も興味を示していたという。 (ルース駐日大使(当時)の発言)経費削減分をグアム移転の追加支援にあててもらうと良い。 

     自民党谷垣総裁(当時): (党首討論で)そろそろ腹案をきちっと明らかにすべき時期ではないですか? 

     鳩山総理(当時): この腹案がアメリカに対して理解されるかどうかを水面下でしっかりとやりとりをしなければならない。 

     長野: 水面下でアメリカ側と調整していたとおっしゃっているんですけれども、ということは、この腹案の一つに小川案も含まれていたということでしょうか?

     鳩山: そうです。 はい。 小川さんに総理補佐官になってもらい彼を中心にまとめたらいけるんじゃないかと。 

     ナレーション: 鳩山は小川に総理補佐官への就任を要請。 しかし・・・。

     小川: 僕は、事例が出ると動きにくくなるから話がある程度煮詰まるまでは民間人の立場でやるということで。

     ナレーション: メディアに注目されることで、メディアにこの案が漏れることを避けたかったのだ。 党首討論の直後(2010年5月3日)、鳩山の命を受け、小川・藤田は急遽渡米した。 

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    藤田: 軍事的にアメリカ側と詰めないと話が進まないということで、小川さんにアメリカの専門家と話をしてもらう。 

     ナレーション: これに対し、ペンタゴンの高官のジョン・ヒル氏はこう述べている。 キャンプ・ハンセンのような在来基地の陸上部に移設することが、日本政府にとって魅力的なのはわかる。 地元自治体の同意も必要としない。 小川と藤田は政府高官ら8人と会い交渉。 日本大使館職員が同席し、その記録は日本に送られた。 実際に交渉にあたったケビン・メア。

     ケビン・メア: 実際に小川さんがワシントンにいらして、新しい提案を丁寧に聞きましたけど、先ず日本政府を代表している案だとは思いませんでした。 

     ナレーション: 総理補佐官になっていない小川の立場が壁となった。 

     ナレーション(元国務副長官アーミテージ氏の発言): 総理が小川案を採用したければ総理が実務者協議に下ろさなければならない。 

     ナレーション(米国務省高官の発言): 色々な政治家が「首相の使者」と名乗ってやってくるが小川案に一本化してもらえないだろうか。 

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    小川: 一本化してくれないと困る。 小川案に一本化してくれるのであれば、それならそれでいいと。 

     長野: 一本化すればアメリカも小川案をのめるというものだったのでしょうか?

     小川: そうです。

     ナレーション: だが、鳩山に報告を上げたその矢先。 

     鳩山: (沖縄にて)学べば学ぶにつけて・・・。

     ナレーション: なぜか鳩山の心はぶれ始めた。 普天間問題、水面下で進められた極秘交渉。しかし、最後の局面で鳩山が取った行動は・・・。

     小川: アメリカ側と(交渉を)やっていて・・・、時々インターネットでニュースを見るじゃないですか、そうすると(鳩山氏が)沖縄に行った、そして学ぶにつけとか言った、とかね・・・、バカヤローと、コンピュータに向かって怒りましたよ。

     ナレーション: さらに東京では、日米の官僚が“辺野古案”についての協議を行っていたのだ。

     藤田: アメリカ側とすれば日本で協議している辺野古案なのか、それともこの小川案なのか、どちらか決めてほしいと。そうでなければ詰めた話はできないと、そこから先のアポが止まってしまった。

     ナレーション: なぜ最後になって鳩山は小川「ハンセン」案を支持しなかったのか。

     鳩山: 非常に小川案は魅力的な案だと・・・。

     ナレーション: しかしネックとなったのは、“官僚の抵抗”だった。

     鳩山: 辺野古以外の選択肢を少なくとも外務省や、防衛省から提示されたことはありませんでしたし、(官僚は)なんとか辺野古埋め立てに戻したいという気持ちがありましたよね。

     長野: 利権であるとかっていうことを指摘する声もあるんですけども?

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    鳩山: 相当の土を持ってこないと埋められないという話もありますよね。ですから確かに大きな仕事であることは間違いないし、利権が動いていると・・・。

     ナレーション: 2010年5月23日、鳩山は辺野古への移設を表明、翌月総理を辞任した。その鳩山のもとに届いたオバマからの手紙。(オバマ大統領の手紙)あなたは自らの言葉(トラストミー)に忠実でしたし、日米同盟を強化させる普天間問題を解決する方法を見いだしました。 皮肉にも鳩山の望みとは裏腹に決まった辺野古移設への感謝の言葉があった・・・。

     ナレーション: 去年暮れ、小川はこの水面下での交渉を論文にまとめた。

     小川: 日本が外交と安全保障をきちんとする能力を持っていないことが、この辺野古案に表れていると思います。外交安全保障の合格点からほど遠いと。そこのところはやっぱりおさえないと、今後の日本の安全とか平和を語る上でまずいと思った。

     ナレーション: キャンプ・シュワブでは既に移設に向けて工事が進んでいる。

     長野: 今回、いろんな方にお話を聞いて取材をして、まずはっきりと見えてきたことは、アメリカ側は辺野古にこだわっていなかったということなんですね。政権も変わって、民主党政権に変わったと、政権が変わればいろいろな方針も変わるでしょうということで、アメリカ側はこだわっていなかったんですが、結果的に日本の防衛官僚、そして外務官僚が、非常に辺野古にこだわり続けたと、こういう背景が見えてきました。

    星浩朝日新聞特別編集委員: 確かにアメリカ側は、選挙で選ばれた民主党政権ですから、民主党政権どういう判断をするんだと注目してたんですね。ただこの話には経過がありましてね。もともと橋本政権の時に普天間の返還を決めたっていうのは、外務省主導で全部決めちゃったんですね。防衛省はどっちかというと外された。で、それの意趣返しで今度防衛省は、実際の場所を決める時は防衛省が全部主導でやって、外務省を外して辺野古にかなり強引に決めたんですね。それは先程VTRにもありましたけど、沖縄の工事関連業者にとってもプラスだろうという、防衛省の判断で決めたんですね。そういう経過があって、いったんそれをアメリカが“YES”と言ったら、今度はアメリカの判断が錦の御旗になってどんどん動いていった、という意味では官僚が全体の状況を作っていったということはあると思うんですね。ただ鳩山さん、そこは政治家なんですからね、政治家の方が権限があるわけですから、いくら官僚が言ってもそこは自分の判断で、新しい案を切り開いていくっていう覚悟が本当は欲しかったところですけど、結局は鳩山さんも今になって批判してますけど、そういう流れに抗することが出来なかったということですよね。

     長野: そうですよね。今議論された案というのは、キャンプ・ハンセンの陸上案というものだったんですけども、やはり鳩山さんは当時総理大臣の時に最低でも県外という思いもあったと。

     星: そうですね。そういうことからすると、県外にもなりませんしね。

     長野: その辺でいろいろと、いろんなことを考慮したという風な話なんですけれども、ただ私やはり沖縄に行く度に思うのが、普天間基地の危険の除去というのをとにかく急いでほしいと。ただ、今の政府の議論って、普天間維持か辺野古移設かっていう二択のような議論になっていますよね? 今回取材して私は、そうなのだろうかと、普天間基地の早期危険除去ということを考えれば、もう一度もっと幅広い選択肢をもって、交渉にあたれないのかなと。

     星: まぁそこは前から言われてますしね。例えば嘉手納っていう巨大な空軍基地がありまして、そこになんで普天間が入れられないんだ、っていうことは一顧だにされないとかですね。そういう議論はもう少し深みを持ってやってもいいような気がしますけどね。 

     長野: そうですね。 はい。

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