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2011年03月04日オーストラリアの元戦争捕虜の方々と交流

 3日、参議院議員会館において、国際IC議員連盟を開催いたしました。


 今回は、2日から日本に来日している、第二次大戦中にシンガポールやジャワ島などで日本軍の捕虜となり、その後日本国内の精錬所や鉄工所などで労役に従事されたオーストラリアの元捕虜の方々をお呼びして、体験談など貴重な話をお聞きました。


 皆さん85~94歳と大変ご高齢です。まず一人一人から貴重な体験談を聞きました。当時どんな軍役に関わっていたか、日本の捕虜になったときの経緯、過酷な労働に従事されたにもかかわらず近所などに住んでいた民間人が親切してくれた思い出、自分たちも軍人からひどい扱いをされたが日本軍の下の階級の方たちも上の階級の人たちからひどい扱いをされていたこと、その当時の苦労されたお話しなど、経験された人にしかわからないお話しを聞くことが出来ました。中にはその頃親切にしてもらった民間人の方の遺族といまだにお付き合いがある方もおられました。


 また、この会合の直前に前原誠司外務大臣を表敬訪問され、大臣から陳謝の言葉をいただいたとうれしそうにお話をされていました。


 


 


     


     河村健夫(手前、元官房長官・IC議連副会長)  会合の様子(左手が元捕虜と付き添い、家族一行)


  



 


 出席された議員からも、陳謝とお礼、悲惨な戦争を繰り返さないために後世に伝えていくと皆さんに述べられ、終始アットホームな雰囲気で閉会いたしました。


 


 この会合ではオーストラリア放送協会・ロイター通信・AP通信・ドイツテレビなど海外メディアが熱心に取材していましたが、残念なことに日本のマスメディアは1社だけでした。


 


    


  左の写真:最後に記念撮影(前列がオーストラリア元捕虜の方々、列右から山本剛正代議士、1人飛んで橋本徹氏、


   中屋大介代議士、金子恵美参議院議員、藤田、河村健夫会長、西村まさみ参議院議員)


   右の写真:オーストラリア放送協会よりインタビュー


       


 


 元捕虜の方々は、4~5日は、各々従事された地方の企業や収容所跡など思い出の地を訪問、6~8日は、奈良・京都・POW研究会・英連邦戦死者墓地(保土ヶ谷)などを廻られ、9日にはオーストラリアへ帰国されます。皆さんがこれからも元気に長生きされ、そして今回の日本の旅が充実した楽しい旅となることを祈ってやみません。


 こうした交流事業は、「草の根平和交流招聘事業」として政府が招聘、毎年行われています。オーストラリアは平成9年度から毎年行われてきましたが平成17年度に一度中断され、5年ぶりに行われました。


 またアメリカは昨年が初めてで、オランダとイギリスは平成17年度から毎年行われています。


 戦後補償の一貫として、悲惨な戦争を繰り返さないためにも、こういった交流の場を毎年設けていくことが大切です。


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