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ウラジオストックのひたちなか抑留者を参拝2010年09月30日
9月20日と21日に開催された「ウラジオストック・フォーラム」に出席しました。
日本側は、袴田茂樹青山学院大学教授・河東哲夫元ウズベキスタン大使・吹浦忠正ユーラシア21研究所理事長などのロシア専門家、伊奈久喜日経新聞特別編集委員・内藤泰朗産経新聞論説委員などのマスコミの専門家、国会から自民党の新藤義孝衆議院議員と私、他の専門家が出席しました。
ロシア側からは、ゴルチャコフ沿海地方議会議長、ラーリンロシア科学アカデミー極東支部歴史学研究所所長など沿海州の学者、議員、ジャーナリスト、経済関係者などが出席しました。
テーマは「新しい国際秩序と太平洋地域」で、活発な非公開の自由討論を行いました。
詳しい報告は、メディア・トピックスの「安保研9月号」をご参照下さい。
【写真:2012年のAPEC会場予定地を視察】
私は1988年に初めてウラジオストックを訪問しました。沖縄返還の立役者の一人で、北方領土返還活動の先頭に立っていた末次一郎さんのお供で、プリマコフ元首相が理事長をしていたシンクタンク主催の国際会議出席でした。ペレストロイカが進み、初めて軍事拠点のウラジオストックの扉が開いたと話題になった訪問でした。ベルリンの壁が崩壊し、ソ連がロシアに移行する前の訪問でした。
帰国の日に、山田総領事のご配慮で、日本人シベリア抑留者の墓地を参拝しました。するとそこの慰霊碑は茨城県ひたちなか市の慰霊碑建立委員会が1997年に建立されたことがわかりました。元抑留者で元高校教師の川崎安之さんの提案で、多くの市民の募金で実現したそうです。
墓地がきれいに維持されていることなどを、昨日、ひたちなか市職員組合結成式で、本間市長などにも報告させて頂きました。 ----
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