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カンボジアのソン・スーベールさんとパリ探訪2025年04月20日
4日間パリを訪問しました。カンボジアのソン・スーベールさん(国王枢密院委員、元国会副議長)が訪問中だからです。1980年に彼と出会って以来、MRA/IC、難民を助ける会、世界宗教者平和会議(WCRP)、カンボジア和平などの活動を一緒に担ってきました。
彼はソルボンヌ大学卒の歴史・考古学者ですが、父のソン・サン元首相に随行して、ポル・ポト派による大虐殺の後の戦乱下、祖国再建のために帰国し、現在も孤児院などの福祉活動を行なっています。また1997年に他界した私たちの長男の分骨を預かって頂いています。
今回は、彼の甥、名付け孫と一緒に歴史探訪にも同行しました。2019年に火災で主要部が焼失し、2024年に再建されたノートルダム大聖堂。多くの国王やナポレオンが居城としたフランス最大の宮殿、フォンテーヌブロー城。開催中のカンボジア芸術展。です。生き字引の案内なので、詳し過ぎて全部は頭に入りませんが、フランス文化の迫力を体感できました。
国際ICのアナマリ―・テート夫人やナタリー・ショバーン夫人とも旧交を温めました。亡くなったご主人達と共にカンボジア和平などで支援頂いた方々です。
カンボジアの元最大野党党首で国外追放状態にあるサム・ランシー元財務大臣夫妻とも会いました。彼が財務大臣の時、初めて酒とたばこの関税を導入しました。また、それまで木材の税収が防衛省や州知事に入っていたのを財務省に統一し、いわば近代国家の体制を整えました。今トランプ関税によりカンボジアが膨大な打撃を受けている中、彼のこうして経験を活かす道はないか、と感じました。




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