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地域包括ケアシステムとフレイル対策の第一人者2024年06月17日

  地域包括ケアシステムの生みの親であり、今はフレイル予防政策の先頭に立っている、辻哲夫元厚生労働事務次官を訪ねました。龍岡会グループの大森順方理事長に同行して頂きました。

 地域包括ケアシステムとは、高齢者が住み慣れた地域で最期まで自分らしい暮らしを続けるために、医療・介護・生活支援などのサービスを地域で切れ目なく包括的に提供していくシステムです。  フレイルというのは、老いに伴う虚弱で要介護状態の手前までの中間の状態です。今後は早期の介護予防としてフレイル予防政策が不可欠です。この状態はまだ元の方に戻れるということが重要です。そして、買い物やごみ捨てがしやすいような街づくりが必要になると辻さんは言われます。

 辻さんは、厚労省退官後は東京大学高齢社会総合研究機構教授や、医療経済研究・社会保険福祉協会理事長などとして活躍しています。

 大森順方理事長は加藤勘十・加藤シヅエ元国会議員夫妻の孫にあたる方です。現在は障害者施設を含む16の介護老人保健施設を運営しています。https://swct.or.jp/tatsuokag.html

 今後は都市型の地域包括ケアシステムのモデルを構築して、フレイルの予防、介護予防を通して健康寿命を地域全体で伸ばしていきたいとの希望を持っています。