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川端清隆元国連政務官講演会2024年05月27日

『失われた30年検証委員会』で、川端清隆元国連政務官から「なぜウクライナや中東危機に対応できないのか ー 国連の限界と可能性」というテーマで講演頂きました。30年来の知人です。その一部を紹介します。 1 国連は大国主導の安全保障体制であるがゆえに、大国の利害に直結する紛争に対処できない。(中東戦争、ベトナム戦争、ウクライナ戦争など)(写真2)

2 国連は「四人の警察官(米英ソ中)」によって主導される。この大国一致の原則を担保するため拒否権が導入された。(写真3)

3 日本は米国を通じてしか世界を見れず、国連を通じた複層的な自主外交に踏み出せず、日米安保、対中・対ロ政策、北朝鮮などの自力解決は困難である。(写真4)

4 国連とは、正論や原則論を主張できる場で、日本国憲法とも矛盾せずに、国益に沿う国際秩序を構築できる場として利用できる。(写真5)

写真6は、国連のブラヒミ特使とアフガニスタンのバーミヤン遺跡を訪問した川端さん(右)です。