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2010年新年メッセージ2010年01月01日

  生活を良くし、地域に元気を、世界に平和を

                                                  

                      参議院議員

                             

                  藤田幸久                                

 

 皆さん、新年明けましておめでとうございます。

 

昨年は、多くのチェンジが世界中に巻き起こりました。そして、先進国で唯一政権交代の無かった日本でも、やっと「国民による革命が起きた」、と世界の十大ニュースに挙げた国もあります。衆議院議員が1名から9名と9倍増となった「茨城県のチェンジは全国一」です。茨城の古い政治を崩した県民の皆さんの勇気と行動に心からお礼申し上げます。

 

新政権の3カ月の試みは、「ゼロからの新しい国作り」です。事務次官会議の廃止、国会答弁や総理の演説作りからの官僚の排除、事業仕分けによる血税ムダ使いの削除といった大ナタがふるわれています。税と年金を国民生活と地域のために使うシステムを作る、国民の皆さんとの協働事業です。

 

更に大きな試みは「陳情改革」です。業界団体や自治体からの陳情を閣僚や官僚に代わって党が受けることによって、「政官業」の癒着排除や閣僚の負担軽減を目指すものです。

 

12月初めに民主党県連も各種団体からの要望をお聴きしましたが、私も2日間で数十の団体から直接生の声をうかがいました。元々自民党支持の団体も多く、不況や医療崩壊などで苦しむ地方の叫びを党本部に伝えました。最終的には3400にもなった陳情をまとめ、1216日には、小沢幹事長とともに、鳩山総理に民主党の予算重点要望を行いました。

 

私は、参議院財政金融委員会の理事として、「中小企業円滑化法案」を可決しましたが、運転資金には出るが新規事業への融資は難しい、という金融機関の担保主義の壁を超える更なる対策を講じたいと思います。

 

本年は、子供手当て、農業の個別所得補償制度、医療崩壊を止める診療報酬の引き上げや後期高齢者医療制度の見直し、新たな職業訓練支援などが始まります。

 

オバマ大統領による核廃絶と鳩山首相によるCO2削減が今後の世界の方向性を示す中、つくば市、日立市、東海村、那珂市、大洗町などの茨城県が誇る地球環境やエネルギー政策を支える科学や技術の役割がますます増大します。私は民主党国際局長として、戦争を起こさせない政治と和解の実現というライフワークにも全力で取り組んでまいります。

 

「生活を良くし、地域に元気を、世界に平和を」もたらす政治を目指して参ります。

 

皆様とご家族にとって、今年が良い年でありますことを心からお祈り申し上げます。

 

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