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WCRP平和円卓会議を二つの議員組織が後援2022年09月25日

世界宗教者平和会議(WCRP)「戦争を超え、和解へ」東京平和円卓会議は、WCRP国際活動支援議員懇談会と国際IC推進議員連盟が後援しました。国際IC推進議員連盟中曾根弘文会長は歓迎夕食会で「宗教指導者の皆さんが東京に会し、世界の赦し、和解、社会の再構築に向けての新たな一歩を踏み出すものと期待しております。私たち超党派の議員関係者は政府とは異なる柔軟な立場から、宗教者の皆さんが得られたひらめき(インスピレーション)を建設的な政策提言に活かして参りたいと思います」と挨拶しました。
WCRP国際活動支援議員懇談会の岡田克也共同代表は、「異なる宗教や民族が政治的に利用された地域紛争が増大する中、各国政府が宗教を外交政策の重要な要素として認識する流れが加速しています。2019年にドイツで開催されたWCRP世界大会がドイツ外務省との共催で行われたことがその象徴であり、ドイツのフランクワルター・シュタインマイヤー大統領は『われわれは、宗教がこれ以上、憎悪や暴力の正当化の原因とされてはならないとの共通の信念の下に団結しなければならない』と訴えました。日本も宗教やソフトパワーを外交の重要な要素と位置付けるべきです」と述べました。
また同議員懇談会の逢沢一郎幹事長は、「最近、宗教が紛争の正当化に使われていますが、第二次世界大戦前に日本の参戦を正当化するために日本の宗教団体が使われた事実を忘れてはなりません。数年前にミャンマーの諸宗教の指導者を日本に招いて社会の融和と安定のために貢献するように支援しましたが、その後ミャンマーは民主主義に反する状況にあります。また紛争が世界中に拡大し、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)などの負担が増大しています。宗教指導者による和解への努力に期待しています」と述べました。
国際IC推進議員連盟の森山浩行事務局長、柳ケ瀬裕文参議院議員もこの会議への期待を表明しました。