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フン・セン首相とミャンマー軍最高司令官の独裁者会談2022年01月09日


カンボジアのフン・セン首相は7日ミャンマーを訪問しました。昨年2月のクーデター以来、外国首脳が同国を訪ねたのは初めてであり、しかも同首相は東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長でもあり、市民弾圧を続ける国軍の統治を認知するかのような訪問に各方面から批判が相次いでいます。ASEAN首脳会議への出席が認められていないミャンマー国軍のミンアウンフライン最高司令官と会談し、「すべての関係者による暴力を止めることだ」と述べたとのことですが、国軍側もASEAN首脳会議への出席が可能になるよう、フン・セン首相に働きかけたとみられています。
インドネシアのジョコ大統領は5日、フン・セン首相との電話会談後に声明を発表。昨年4月にASEAN加盟国やミャンマー国軍が合意した暴力の停止などの5項目について「履行に進展がなければ、ミャンマーの会議への出席は非政治的な代表にとどめるべきだ」として、クギを刺しています。
私がこれまで出席したことのある、ASEAN人権議員連盟(APHR)は7日に緊急討論会を開催し、私もZoomで参加しました。(2枚目の写真)
APHR議長であるマレーシアのチャールス・サンティアゴ国会議員8日に以下の声明を出しました。
「フン・セン首相はASEAN議長として、ミャンマーの軍事政権をASEANの会合から排除するという5項目の合意を無視した。この両者による声明は、ミャンマー危機に関する打開に至ったかのような印象を与えかねない誤った危険な企みであり、ミャンマー危機をASEAN加盟国の合意で解決しようという努力を踏みにじるものである。これは二人のクーデター指導者達が、彼らの独裁的な目的のためにASEANをハイジャックしようとする試みであり、民主主義と人権のためのミャンマー国民の闘いを損ねるものである。
私たちは、他のASEAN8か国が、ミャンマーの民主化復帰を支援し、フン・セン首相が5項目のコンセンサスによるアプローチを遵守し、彼の無節操なカウボーイ外交に対して警鐘を鳴らすことを求める声明を出すことを求めるものである。」
米中対立に分断されない日本外交が試される本年ですが、それ故にASEAN諸国にはっきりモノを申しながら、信頼を得る日本外交がますます重要な年です。
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