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  • 【2008年4月9日】

    8日の参議院外交防衛委員会で質問しました。以下が、その主な概要です。


     


    一 北朝鮮問題(答弁は高村外務大臣)


     


    (質問)先週北朝鮮を訪問したグリン・フォードEU議員から私に電話が入り、「1970年に起きた『よど号ハイジャック事件』の犯人の小西隆裕、若林盛亮の二人と面会した。現在北朝鮮にいる4名全員が日本への帰国の意思を示している。帰国に際し、ハイジャック事件による逮捕も受け入れる、との明確な意思があると」とのことだが、外務大臣は、こうした情報をご存じか?


    米国は、北朝鮮をテロ支援国家と指定する根拠として、拉致被害者とハイジャック犯の存在を挙げている。ハイジャック犯の帰国がテロ支援国家指定解除とならないよう米国の確約をとることを帰国の前提とするべきではないか?


    こうした前提での帰国が実現すれば、「拉致問題の解決無くして、北朝鮮のテロ支援国家指定解除なし」となり、拉致問題解決の重要性をより明確にできるのではないか?


    拉致問題などで目立った進展が見られない日朝関係の打開への様々な努力を行うべきではないか?


     


    (答弁) 日本政府は、かねてから『よど号ハイジャック事件』の犯人の引渡しを求めてきている。そういう方向になることはその面では結構なことだ。米国のテロ支援国家指定解除の問題は、基本的には米国国内法の問題だ。米国がその要件の内容に関して有権的に判断することだ。ただし、「拉致問題の解決無くして、北朝鮮のテロ支援国家指定解除なし」というのが日本側の立場であり、米国もこの問題に関しては日本側と充分協議するとしている。


     


    二 チベット問題】((答弁は高村外務大臣))


     


    (質問) ダライ・ラマ14世はオリンピック北京大会を支持し、武力行使の停止とチベット問題の平和的解決を添え、分離独立ではなく民族の自治と信仰の自由を求め中国政府に話し合いを呼びかけている。また、在外チベット人らによる北京五輪への妨害活動が相次いでいることについて、「すべてのチベット人は、オリンピックを妨害する行為はするべきではない。」との声明を出している。こうした姿勢をどう評価するのか?


    G8加盟国中、政府要人がダライ・ラマと会っていないのは日本だけである。今後の来日に際し政府として接触する用意があるのか?洞爺湖サミットもあり、中国は大事な国であり、日本が円満な解決を求めて仲介・和解の労を取るためにも、まず直接接触をすることが必要ではないか?


    日本の外交は人権という普遍的価値観において欧米と共通認識を持ちうるのか?


     


    (答弁)  ダライ・ラマが「オリンピックを妨害する行為はするべ


     きではない。」とチベット人に呼びかけていることについて


     は、先ほどの記者会見で私も評価するコメントを行った。


      和解や仲介には様々な条件が必要で、今は日本としてそうい


     う状況にはなく、今のところ自分がダライ・ラマと直接接触す


     る考えはない。


      他方、中国側と会談する機会をとらえ、現在起きていること


     の事実を透明性をもって伝えるべきだといったことを伝えてい


     る。


     


    三 イージス艦「あたご」衝突事故について(答弁は石破防衛大臣)


     


    (質問) 321日に公表された「艦船事故調査委員会による調査の


     中間報告」について質問する。


     


    1 「あたご」の旋回能力は極めて高いが、「あたご」が何m、あるいは何分前に回避行動をとっていれば、衝突回避ができたか?


     


    (答弁)400~500m手前で旋回すれば回避可能だ。複数の漁船などもおり、減速するなどの対応も取れたはずだ。


     


    2        事故に至る各局面で、回避できる局面が何度かあったにも拘らず、そうした対応がとられていない。漁船を視認した時、レーダーが認識した時、当直士官がそれを確認した時などである。艦全体として対応していなかったのではないか?


     


     (答弁)  艦全体として対応していなかったのは確かで、見張り  


     員のここの対応というより、海自全体の体制や体質の見直しが 


     必要だ。


     


    3        3台のレーダー指示機やボイスレコーダーも作動していたのではないか?


     


    (答弁) 作動していた。


     


    4        海上自衛隊や海上保安庁関係者によれば、通常、仮眠している艦長を起こすのが常識だとされるが、複数の船を視認した段階で具体的な対応をしていない。少なくとも艦長は起こさなければならなかったのではないか?


     


    (答弁) 艦長が寝ていたのは問題。艦全体として対応できなかったという認識と、それに対する反省、お詫びの気持ちは持っている。


     


    5        10.4ノットの「あたご」が「後進一杯」かけていたのに、「清徳丸」があれだけ真っ二つに折れてしまうのか?


     


    (答弁) 衝突の1分前に後進をかけていたが、10.4ノットは間


     違いない。


     


    6        当直士官が「両舷停止」、「自動操舵止め」、「両舷後進一杯」の下令を行ったのは、あたごが衝突した47分以後ではないのか?


     


    (答弁)この中間報告はあくまでも隊員などの証言の聴取だけで


     あり、その適否は海上保安庁が捜査を行っている。衝突して初


     めて清徳丸に気がついたということは無い。また隠蔽などはな


     いと思う。


     


    7 事故1分前まで清徳丸を確認できなかったとする防衛省中間報告だが、実際は衝突してから気が付いたのではないか?


     


    (答弁)全員の供述は取れておらず、海上保安庁の捜査を待たなければならないが、『衝突後気づいた』という認識は持っていない。


     


       


      


      


     


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