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国際被害者学シンポジウム2009年08月24日

「国際被害者学シンポジウム」が、23日から水戸のプラザホテルで始まり、私もレセプションでご挨拶させて頂きました。

このシンポジウムは、犯罪や交通事故、自然災害などに巻き込まれた被害者や遺族の支援のあり方や課題を考えようと3年ごとに世界各地で開かれています。ことしは世界54の国と地域の学者、弁護士、NGO関係者などが集まりました。

開会式では、犯罪被害者の支援に取り組むタイのパチャラキティヤパー王女が講演し、「被害者を守る国際的な基準を作るために、世界が歩調をあわせていかなければならない」と訴えました。続いて、全国犯罪被害者の会の代表幹事で弁護士の岡村勲さんが「心身ともに大きな被害を受けた被害者や遺族が声を上げることがどれだけたいへんなことか、身をもって知っています。被害者のための法整備を進めてもらいたい」と訴えました。

水戸で、これだけの国際会議の開催ができたのは、常盤大学の国際被害者学研究所によるものです。常磐大学の諸澤英道理事長がシンポジウム組織委員会委員長を務め、研究所のダシッチ所長が、世界被害者学会会長を務めています。

私は、難民、津波・地震被害者、捕虜、拉致被害者、9.11テロ被害者などの支援に関わってきた立場からご挨拶させて頂きました。

「国際被害者学シンポジウム」は常磐大学で28日まで行われ、期間中、各国の担当者が被害者支援の現状や課題などを報告することになっています。

 

 
 
(タイのパチャラキティヤパー王女)

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