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  • 【2008年11月2日】

    チベットのダライ・ラマ14世とのインフォーマルな懇談会に出席しました。


    数十人の経済界、国連、マスコミ、学術界、NGOなどの方々と2時間以上対話をさせていただきました。


    藤田幸久政経フォーラムの事務局長で、チベット亡命政府東京事務所を支援している葉山相也さんのお招きです。


     


    私は国際MRA(現国際IC)の関係で、ダライ・ラマ法王にはインド、スイス、アメリカ、日本で数回お目にかかっています。


     


    私の顔を見ると、「やあ、オールド・フレンド!」と呼んで下さいました。


     私は以下のような質問をさせていただきました。


    「法王は、あわれみや和解のお話しをされましたが、最近のイラクやアフガニスタンの争いを見ると、憎しみがより深くなり、自爆テロなどが拡大しています。かつてローマ法王ヨハネ・パウロ2世がイラク戦争を止めようと努力したように、仏教指導者として憎しみを癒し、取り除くより積極的な活動はできませんか?」


     


     これに対し以下のお答えをいただきました。


    「9・11同時多発テロの後、私は、親しい友人でもあるブッシュ大統領に手紙を書きました。そして犠牲者に対するお悔やみを申し上げると共に、この悲劇に対する対応は非暴力的にやってほしいと提案しましたが、そうはなりませんでした。その後大統領に会った時に以下のように話しました。


     『私は貴方を愛し、尊敬しているが、あなたの政策に関しては同意できない点があります。テロに対峙するにテロリストを殺し続けることは解決にならない。今日一人のビン・ラディンを殺しても、10年後、20年、100年後は10人、20人、100人のビン・ラディンを作ってしまう可能性があるからです。』と。


     そして、イラクでもアフガニスタンでも悲劇が起きています。


     私は提案します。イスラム教の兄弟姉妹を排除するのではなく、できるだけ近づく努力をして下さい。西側のメディアは、イスラム教徒は武力を好み、危険だというイメージを描きますがそれは違います。イスラム教の教えは地上に創造された全てを愛することなのです。


     私は9・11の一年後の追悼式で『何人かのイスラム教徒が間違った行いや暴力を行っても、全てのイスラム教徒がそうではありません。クリスチャンでもユダヤ教徒にもヒンズー教徒にもそうした人々がいます。できるだけそうした人々に近づき、強い感情を抑えて下さい。できるだけ対話し和解してください。』と訴えました。


     そして、戦争に何十億円を使うならそれを教育や医療に回して下さい。」


     


    素晴らしいお答えをいただき、満足感と癒しに満ちて会場を後にしました。


     


    葉山さんたち主催者の皆さんに深く感謝いたします。


     


     


          (右端は緒方貞子国際協力機構理事長)


     


     


     


     


     


     


     


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