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ニューズオプエドに元NHK欧州総局長の大貫康雄さんと出演しました2015年11月26日

ニューズオプエドに元NHK欧州総局長の大貫康雄さんと出演しました。キャスターは、フリージャーナリストの上杉隆さんです。後ほど、番組を掲載したいと思います。 ニューズオプエドのOp-ed(オプ・エド)とは、[opposite editorial] の略で、ある新聞記事に対して同じ新聞内で反論や異論を 述べる欄のことです。1970年代にワシントンポストが始めたのをきっかけに現在では全世界のメディアに採用が広がった制度です。 オプ・エドでは、同じ新聞に異なった記事が掲載されることで、同じ社の記者同士が激しく論争 することもあり、結果として言論の活性化に繋がっています。また、それによって多様性と少数意見を保つというジャーナリズム本来の役割をも果たしています。 世界のジャーナリズムでは一般的かつ重要な機能となっているこのオプ・エドによって、報道機関が自らの記事を絶対視することを防ぐとともに、読者もまた絶対的に正しい意見など存在しないことを知ることで、「リテラシー」(情報を読み解く力)を高める効果も期待されます。 いまや日本のメディアは、オプ・エドを採用していない世界でも数少ない例になっています。 今世紀に入ってからは、アジア、アフリカ、中東などのメディア(アルジャジーラ等)も進んで オプ・エドを採用するに至っています。