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党沖縄研究会で伊江島などを視察2015年08月13日

(民主党ニュースから転載)

 民主党沖縄研究会(会長・細野豪志政策調査会長)は9日、10日の2日間、沖縄県を訪問し、県内各地を視察した(写真上は伊江村の慰霊碑を訪れた細野政調会長)。

 まず、国頭郡伊江村を訪れ、島袋秀幸村長らの案内で慰霊碑を訪問。また、伊江島補助飛行場、村立診療所、伊江島産サトウキビで造ったラム酒の製造、伊江島タッチューの愛称で親しまれている城山(ぐすくやま)等も視察した。

伊江島補助飛行場を視察

伊江島補助飛行場を視察

 その後、地域の産業の一つであるオリオンビール株式会社名護工場を訪れ、嘉手苅義男(かでかる よしお)社長らと意見交換を行い、名護工場内を視察した。教育の観点からは、OIST(沖縄科学技術大学院大学)を訪れ、ロバート・バックマン首席副学長らと、学食で昼食をとりながら意見交換を行い、学内の施設を視察した。観光の観点からは、読谷村を訪れ、石嶺傳實(いしみね でんじつ)村長らと意見交換を行い、同村の田島利夫副村長らの案内で、村内の「やちむんの里」等を視察した。

 さらに、那覇市内で、平良朝敬OCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)会長や、島ぐるみ会議のメンバーとの意見交換を行い、出席者からは辺野古の問題に関する意見等も出された。これに対して細野政調会長は、「重たい話であると受け止めている。沖縄の声を踏まえ、しっかりと検討していきたい」と述べた。

オリオンビール(株)名護工場を視察。

オリオンビール(株)名護工場を視察。

 終了後、細野政調会長は記者団に対して、「今回、伊江島を訪れたのは、基地問題はもちろん重要だが、歴史をひもといて沖縄に対する認識を根本的に持ち直さなければ、この局面は打開できない」と述べた。また、「政府が沖縄に大きな課題を抱えている中で、野党第1党の民主党がチャンネルがないということでは、その役割を果たしているとは言えない」と述べ、今回の視察をその第一歩にしたいとした。

 今回の日程には、細野豪志政策調査会長のほか、荒井聰、武正公一、小川淳也各衆院議員、藤田幸久参院議員、若井康彦前衆院議員らが参加した。同研究会は、これまで第1回「沖縄の歴史」(高良倉吉前副知事)、第2回「沖縄戦全記録」、第3回「沖縄の近現代史」(冨山一郎同志社大学教授)を国会内で開催してきたが、それらを踏まえて、現地で研究会を開催したもの。今後、国会内での研究会を複数回開催した上で、あらためて現地での開催を予定している。

読谷村の石嶺村長らと意見交換を行う。

読谷村の石嶺村長らと意見交換を行う。