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  • 【2014年10月16日】

     アメリカの元捕虜のダニエル・クローリーさん(92歳)夫妻が、日立市の元日立鉱山を訪れることになり、私も同行しました。
     1941年彼はフィリピンのバターン半島戦に送られ、後にコレヒドール島の陥落によって日本軍の捕虜となりました。彼はコレヒドール島からカバナツアンの捕虜収容所までの「死の行進」に参加し、水、食糧、医療不足から約3000人が死亡しました。彼は、日本兵に棒で肩をたたかれて肩の骨を折られましたが、そのおかげで、後のパラワンの虐殺事件に巻き込まれずに生き延びました。
     そして、1944年に地獄船と呼ばれた「タイコク丸」で日本に移送され、約300人の捕虜と共に、日立鉱山で働いた後、栃木県足尾の東京第9分所に送られ、終戦まで古河鉱業(現・古河グループ)の銅山で働きました。
     彼らは鉱山の坑内や工場で働き、採掘班や掘削班などの過酷な労働を強いられました。
     今日は、JX日鉱日石金属日立事業所の小松崎副所長、田代総務課長、日鉱記念館の木村事務局長が、日鉱記念館や昔の縦鉱、鉱山資料館などを案内をしてくれました。
     クローリーさんは、「ダイナマイトによる掘削作業などに従事した」と69年ぶりに当時を振り返り、「憲兵隊は捕虜を殴り殺してしまうほどにひどい仕打ちをしたが、鉱山の社員は捕虜に親切にしてくれた。憲兵隊が近づいてくると、一生懸命働いているふりをしろとアドバイスしてくれた。自分の弁当を分けてくれる人もいた」と語ってくれました。 そして、「戦争を起こすのは色々な国々の悪い政治家たちだ」と語るとともに、こうして来日でき、地元の皆さんの歓待を受けて幸せですと語って下さいました。

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