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  • 【2014年6月13日】

    活動報告

    2014年6月13日

    参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会における藤田幸久の質疑議事録

    ○藤田幸久君 民主党の藤田幸久でございます。
     横田夫妻、またお戻りいただきましてありがとうございます。
     先ほど拉致被害者の支援の給付金の延長のお話が出ておりましたが、ちょうど三年前、私、当委員会の委員長をしておりまして、曽我ひとみさんを委員会で訪問をさせていただきました。その際に、曽我ひとみさん始め皆さんの方から延長のお話がございまして、私どもこれは超党派で、中山先生も御一緒でございましたが、延長させていただいたという経緯もございますので、是非、政府関係者及び各党の皆さんにおかれましても、来年の三月という期限がございますので、取り組んでいただきたいということをまず冒頭申し上げておきたいと思っております。
     私も、BSフジで古屋大臣のテレビを拝見しておりました。その中で、特別委員会、調査委員会ですけれども、過去の委員会と異なり、当事者能力とマネジメント能力のある人で構成されているというふうに大臣はおっしゃっておられましたが、どんな組織のどんなレベルの方々で構成されていくのかということについてお答えをいただきたいと思います。
    ○国務大臣(古屋圭司君) 今回の合意では、全ての機関を対象とした調査を行うことのできる権限が付与された特別委員会を立ち上げる、こういうふうになっていますので、私はテレビで、よりコロキュアルに分かりやすいようにそういう発言をさせていただきましたが、言っている中身は基本的に同じであります。
     実際、どんな委員会の中の組織とか構成とか責任者が出てくるのか、まだ実際に通知が具体的に来ておりませんので、我々はその内容を見極めた上で総合的な判断をしていくということになると思います。
    ○藤田幸久君 ただ、コロキュアルといっても、能力とマネジメントという場合には、大体どういう組織のどういうレベルの方々、それが分からなければ今おっしゃった権限付与ということにならないと思うんですが、大体どのような組織のどういう傾向の方々ということだけおっしゃっていただきたいと思います。
    ○国務大臣(古屋圭司君) 私どもも政府を挙げて、もちろん民主党政権のときも同様だったと思いますけど、北朝鮮に関する情報、インテリジェンスは相当入手をするために努力をしております。
     したがって、どういった組織、人間が来るのかということをそういった私どもが入手している情報等々と照らし合わせた上で判断をしていくということでありまして、じゃ、具体的にこういう組織だとか、こういう組織だと、ちょっとそういう具体的なことをこういった公の委員会の場で申し上げるのは控えさせていただきたいというふうに思います。
    ○藤田幸久君 岸田外務大臣に伺います。
     今回、調査の対象は日本人全員ということですが、その中で特定失踪者、日本人配偶者、御遺骨などを含めると膨大な数に上ると思います。これを一年以内に終えるのはかなり難しいと思うんですが、そこで私は、やっぱり生存している拉致被害者の皆さんにまず集中して当たっていただいて、次にほかの日本人の方を対象にするというように、段階的に私は進めていくべきだということを要求すべきだろうと思いますが、大臣、いかがでしょうか。
    ○国務大臣(岸田文雄君) まず、調査の終了時点につきましては、現時点で定めているものではありませんが、迅速に措置をとることになっており、拉致問題につながる具体的な成果を得るべく最善の努力をしていきたいと考えております。
     調査の具体的な進め方、これにつきましては、今後北朝鮮と協議の中で調整していくことになりますが、今回の合意文書において北朝鮮側は、調査は一部の調査のみを優先するのではなく、全ての分野について同時並行的に行う、こうしたことを確認しております。これは拉致問題が後回しにされるということがない、こういったことをしっかり確認したものであります。この調査が進捗する過程において、随時通報を受け、協議することとしております。そして、調査の結果を直接確認する仕組み、この文書において確認をいたしました。
     我が国の主権が及ばない地域で行われる調査において具体的な実効性を確保するために、我が国としまして、こうした仕組みを活用しながら全力で臨んでいきたいと考えております。
    ○藤田幸久君 同時並行ということと、やはり生存している拉致被害者の方々を加速し、そちらをどんどん進めて、それが分かり次第、また次に展開していくという、そういう意味での同時並行をしながら段階的、そして、古屋大臣も先ほどの答弁で、まず拉致が入口とおっしゃったので、そういう抑揚を付けた、優先的に生存している拉致被害者の方々を特にやっておかれるということを要請することは私は構わないと思うんですが、いかがでしょうか。簡単にお答えください。
    ○国務大臣(岸田文雄君) 作業につきましては、先ほど申し上げましたように、同時並行的に進めるとされています。その中にありまして、この拉致問題、我が国にとりまして最重要課題の一つであるということ、これは言うまでもありません。是非、我が国のこういった姿勢をその結果に反映するよう努力をしていきたいと思っています。
    ○藤田幸久君 続いて伺いますが、やはり合意文書で、生存者の帰国を含む去就の問題について日本側と適切に協議とありますが、この生存者という場合には、かつて北朝鮮側が例えば八人死亡というようなふうに死亡としていた人で、実際には生存しているという方も含まれるんでしょうか。
    ○国務大臣(岸田文雄君) 政府としましては、この安否不明の拉致被害者は全て生存しているという前提に立って、北朝鮮に対しまして、全ての拉致被害者の安全確保、即時帰国、そして拉致に関する真相究明、そして拉致実行犯の引渡しを求める、こういった立場は一貫しております。是非、この基本的な立場に基づいてしっかりと対応をしていきたいと存じます。そして、具体的な成果を上げるべく全力で取り組んでいきたいと考えます。
    ○藤田幸久君 一方で、先ほど横田滋さんもおっしゃっていましたけれども、前回非常にいいかげんだったという話ございました。例えば、北朝鮮の方が生存者をお骨に変えて引き渡すというようなことが通じないんだと。先ほどはそんな話も出ておりましたけれども、例えば日本のDNA技術というのは、例えばいつお骨になったかというようなことも含めて認定ができるんだと。ですから、前のようなことは通じないんだというようなことをこちらから伝えていくということも重要ではないかと、今度の調査においては、と思いますが、いかがでしょうか。
    ○国務大臣(岸田文雄君) 今回の合意におきましては、調査が進捗する過程においても、北朝鮮側から随時通報を受けて協議をするとしております。そして、この調査の結果を直接確認する仕組みということで、日本側の提起があれば、北朝鮮は、関係者による北朝鮮滞在、関係者との面談、あるいは関係場所の訪問を実現させ、関係資料を日本側と共有する適切な措置をとるとしておりますし、また、北朝鮮側が提起すれば、日本側関係者と面談や関係資料の共有について、日本側としても適切な措置をとっていく、このように、双方向でしっかりと協議をしていく、こういった具体的な対応を文書において確認をしております。
     その中にあって、御指摘のように、過去の様々な経緯を踏まえて、我が国として何を求めているのか、どういった方針で臨んでいるのか、しっかり相手方に伝え、具体的な結果を導き出すべく努力をしたいと考えています。
    ○藤田幸久君 横田御夫妻にお伺いしたいと思っております。
     私もこの間、国会内のめぐみさんの写真展、オープニングに行かせていただきました。それから、最近は茨城県の那珂市で開かれました政府及び県主催の集会にもお越しいただきましてありがとうございました。
     まず、横田滋さんにお伺いしたいと思いますが、先ほどもおっしゃっておられましたけれども、前回のいろんな問題があったと。そんな中で、今回の再調査に関しては、北朝鮮に何を特に望みたいかということについてお答えいただければ幸いでございます。
    ○参考人(横田滋君) 前回のときですと、死亡したといっても、それは、八人死亡と言っていましたけど、骨があるのはめぐみ一人だということでした。あとの人はみんなもう、土まんじゅうみたいなものがあったけど洪水で流されてしまった。それから、松木さんだけは、その少し下流の方で骨があったから、もしかしたら混ざっているんじゃないかということで、本人のものとは言わなかったんですが、渡されましたが、それらは全く松木さんのものではなかったというような状態だったわけです。
     ですから、我々としましては、めぐみの例に取りますと、一番初めに政府の人のところに持ってきたのは、お母様の写真だということで、約四十歳ぐらいの写真を持ってきました。そして、そのときに北朝鮮は、二十八歳で死亡と言って、後ですぐに二十九歳で死亡ということに直しましたんですが、そんなようなことで、普通なら四十歳の写真なんというのは存在しないわけですけど、そんなものを出してきたり、それから、北朝鮮から直接くれたものはやっぱり、さすがそんな矛盾はしないような若いものだけを持ってきました。
     そして、骨を持ってきたときも、夫は、これは自分が病院の共同墓地から持ち帰って、そして知り合いの人と一緒に火葬にしたということですが、それで、それも警察の方が調べたら、もう色が白くて小さく砕いてあるから、恐らく、何といいますか、DNAは鑑定できないだろうと言われたわけですが、しかし、実際に鑑定してみますと別人のものが二種類出てきたということで、ですから、骨の鑑定なんということで向こうが出してきても、必ずしもこれまではきちんとしたものではなかったので、今回からはそういったことは、何といいますか、被害者の立場に立って是非きちんと試料を出してほしいと思います。
    ○藤田幸久君 ありがとうございました。
     それから、奥様にお伺いしたいと思います。
     最近奥様が雑誌で語られた中に、今回の交渉は期待半分、不安半分と、それから、この先もただ時間だけが過ぎていくならば日本という国が恥をかくことだけですとおっしゃっておられたのが大変心に響きました。
     いつも拝見しておりまして、大変つらい思いをされながら頑張ってこられた、その奥様を精神的に支えてきたものは何なのかということについて、もしお答えいただければ幸いでございます。
    ○参考人(横田早紀江君) 私は、めぐみを育ててきました。二人の弟も、三人の子供たちを育てましたけれども、本当に元気な明るい子で、私、二人の親の子供としては、とても明るく元気で、そして思いやりがある良い子に育ってくれたと思っております。
     そのような大切な子供がこのような恐ろしいことに巻き込まれて、そして三十七年間もまだあちらで、姿も見えない、声も見えない、本当に生きているか死んでいるか、本当のことすら分からない。それでも、元気な子供が一人生まれて、ウンギョンちゃんという元気な、二十六歳にもなった、子供に育っていました。
     そういう不思議なこともありますけれども、そのような普通の人間として当たり前のことを、このような国家犯罪として、指令を出して、そして工作員を送り込んで、何の罪もないたくさんの若者たちを日本から連れ去ったままで、家族から引き離し、自分の国の都合のいいように教育をして育てているような国、そのようなことをされて、何でこんなに何年も何年もそのことに対して解決ができないんだろうという、その思いが私は非常に大きくて、親として、私は小さな力しかありませんけれども、私はめぐみを助けたいという一つの思いだけで、そしてたくさんの人が私と同じような、お母さん、お父さん、苦しんでいる人がもっといらっしゃるんだということを思って、日本がこんなことでは大変だと、そのことだけを思って今日まで頑張ってきました。
     たくさんの方に支えていただいて、本当に感謝しております。
    ○藤田幸久君 ありがとうございました。
     是非、私どもも応援をさせていただきますので、頑張っていただきたいと思っております。
     では、これで質問を終わらせていただきまして、後は有田委員の方に移りたいと思います。

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