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両院議員総会で菅総理、岡田幹事長他に訴え2011年06月28日
私は、本日の民主党両院議員総会で発言しました。以下がその要旨です。菅さんと岡田幹事長から、まともな答えがなかったのが残念です。これからも発言していきたいと思います。ご意見をお寄せ下さい。
一 菅総理に申し上げたい。総理の退陣表明を高く評価します。昨年6月の鳩山総理の決断もそうだが、権力者が自ら道を断つということは最大の決断であり、徳川慶喜の「大政奉還」に匹敵する英断です。
この大政奉還を2年前の政権交代の「民意に帰ること」と、市民政治家、菅直人の原点に帰る大政奉還として頂きたい。それは、自らの私心を捨てて国民、特に弱い人々のために尽くすこと。とりわけ、被災者のために尽くして、尽くして、尽くし切ることではないですか。
今国民が怒っているのは、民主党政権が団結力を自ら放棄し、政治空白を生んでいることです。菅さんは絆の大切さを外国の新聞各紙で強調しました。世界との絆や被災地における絆以前に、党内の、仲間との絆を立て直して頂きたい。
「発つ鳥跡を濁さず」です。今後は、怨念や怒鳴り合いという党内の瓦礫や放射線物質を除去して、除染して、清めて、道を開いて欲しい。菅直人前総理、鳩山元総理として党内融和に一緒に汗をかいて頂きたい。一緒に被災地に出かけ、支援活動を行って頂きたい。そうでなければ、犠牲者の供養はできない。被災者や原発避難民も浮かばれない。
二 次に岡田幹事長他の党幹部に申し上げたい。皆さんの昨今のご尽力にはお礼を申し上げたい。その上で、主な執行部の皆さんは、新しい代表、総理の下で原則として執行部や閣僚にはならないことを宣言して頂きたい。それが野党との信頼関係の修復、建設的で秩序ある代表選挙、新代表の下での党内融和の仲介役としての権威を高めることになります。自らを捨てて、怨念の政治、怒号の政治に終止符を打つ道を付けて頂きたい。
三 次に政務三役経験者にお願いしたい。政権交代後2年間の失敗や内外からの激しい抵抗の分析を行い、その学習効果を今後の新しい政権に活かして頂きたい。そして誰が新しい代表、総理になっても政策を実行できる体制と、皆が支える政治文化作りに貢献して頂きたい。「誰が正しいか、ではなく、何が正しいか」をモットーとして頂きたい。「若い世代に引き継ぐ」とは年齢ではなく、そうした道を整えることです。
四 仲間の議員の皆さんに申し上げたい。大震災で日本人の我慢強さ、団結力、冷静さが評価された。被災地の知事や市町村長は皆、頼りになり、輝いています。見事なステーツマンシップです。震災は立派な指導者を生みます。国においても皆さんと新しいステーツマンを作ろうではありませんか!
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