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アンネ・フランクの墓参2025年07月14日
ドイツで『アンネの日記』のアンネ・フランクの墓参をしました。国際ICの友人のフォルケ・ミタッグ夫妻の案内です。ベルゲン・ベルゼン強制収容所の跡地のアウシュビッツ記念施設の中で, 姉マルゴットと一緒です。
ユダヤ人であるアンネは4歳の時に、ナチスから逃れるためにドイツからオランダに一家で脱出。しかし11歳の時にオランダはドイツに占領され、13歳の誕生日に父から贈られたサイン帳に日記をつけ始めます。1944年8月、ゲシュタポ(秘密警察)に一家全員が逮捕。アウシュヴィッツでは男女に分けられ、アンネも丸刈りにされ、腕に囚人ナンバーを刻印されます。最後は伝染病が蔓延するここベルゲン・ベルゼンの収容所で、1945年3月にチフスで亡くなりました。
「色々なことがあるけれど、私はまだ人間は心の底では善良なのだと信じています」(連行直前の日記)が心に響きます。
大きな墓石には「2,500人が眠る」「5,000人が眠る」と記されています。ドイツ各地に存在していた収容所の地図もありました。
その規模の大きさ、残虐な現場の写真が多数展示されています。日本では、こうした写真などは展示しませんが、記憶に残す意味でも重要と思い、その幾つかを掲載します。実際には、もっと生々しいものが展示されています。
ウクライナや、ロシア、ガザ、スーダンなどで多くの人々が亡くなっていますが、戦争と命ということについて、考えさせられました。戦後80周年の今年であるがゆえに。
















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