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溺れる人を救って昇天した女性の追悼式典2008年11月16日
16日は、日立市神峰町の日立教会で開かれた「るつ記記念基金」25周年記念礼拝に妻玲子、義母星ミヤ子と一緒に出席しました。
妻の生家の近隣にある日立教会の藤崎牧師の長女で、玲子の同級生であった藤崎るつ記さんは、1983年、フィリピン・ルソン島でボランティア仲間が彼女のために催してくれた、海辺でのお別れパーティで、溺れかけた2人のフィリピンの友人を救うために、自らの命を失いました。
24歳の短い生涯でした。
るつ記さんは、アジアの貧しい人々の中で役に立ちたいとフィリピンへの留学を決め、1983年6月から始まるフィリピン大学大学院の新学期に向けての準備中の出来事でした。
「私を必要と思ってくれる人がいるところなら、どこへでも行きます。」
というるつ記さんの信仰を記念すると共に、フィリピンの地域生活改善活動に携わりたいという志を受け継ぎたいとの願いから、「るつ記記念基金」が設立されました。
これまでに40人以上のフィリピン人留学生に奨学金を供与しています。
この日は藤崎信牧師夫妻、るつ記さんが学んだ桜美林大学の関係者、フィリピンやインドネシアなどの友人を含む120人ほどが集まりました。
お母さんの藤崎一枝さんが、妻玲子と義母ミヤ子を見つけるなりすぐに、懐かしそうに声をかけていただきました。
そのお母さんが、すい臓がんとの闘病中ながら、「娘は神の子であることを受けいれ、その神のために使われた命を生かすために、私たち歩んでいます」というご挨拶に、大きな感動と勇気を頂きました。
日立教会(るつ記記念基金を運営しています)ホームページ
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